東山紀之コメント「バトンを受け継がせていただいたのかな」
今年で15年目なんですが…当時は優太が10歳、大吾は9歳なんですね(笑)。一つの役でこれだけ長く続く作品に出られるというのは、とてもありがたいことです。
僕が初めて“必殺”に出演させていただいた年齢が、藤田まことさんが“必殺”を始められた時と同じなので、バトンを受け継がせていただいたのかなという思いもあります。今回は僕が逆の立場になって、優太と大吾を迎えるということなので、彼らにはこの撮影所でいろいろと経験してほしいですし、いたるところに残っている先輩たちの息吹のようなものを感じることも大事だと思います。
前々回の西田敏行さん、前回の市村正親さんに続くゲストが優太と大吾…いい意味で新しい世代が出てきてくれたなと思っています。若い彼らがどういう表現をしてくれるかが、とても楽しみですね。優太には事前に“場所や人が変わればお芝居も変わる”という話をしました。
石原興監督が、現場でどんどんセリフなどを変えていく方なので、臨機応変に対応できるように、あまりガチガチにしないで監督の言うことを聞いていたら間違いがない。臨機応変さは必要とされますが、彼らがこの撮影所で鍛えられるのはいいことだと思います。
今回は、若い2人と一緒に新しい風を吹かせていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!
ポニーキャニオン