自分が“下品”なわけではない「見てくれている人は見てくれている」
――執筆業もされていますね。
書く仕事もすごく好きでやらせてもらっています。もともとはサンケイスポーツのWEBで週一回、自由に書くコラムをやっていたんですが、そこから自分の人生を振り返る連載とか、単発でジェンダーの話を書く連載とか、ルッキズムについてのコラムとかも書くようになりました。社会問題について書かせてもらうことが多いような気がします。
――その点でも名前とのギャップを感じられる方もいるかもしれませんね。
依頼してくれる人は、私が別に下品なわけではないことを分かってくれているんだと思います。「ぱいぱいでか美って名前ですけど」と注釈が入るわけでもなく、普通にコラムが始まって、最後に筆者の名前として入っているだけ、みたいな感じ。見てくれている人は見てくれているんだなと思います。
――でか美さんが今、世間に発信したいテーマはどんなことでしょうか?
ルッキズムやエイジズムについては周りの諸先輩方に影響されたり、自分自身が自然に歳を重ねていったりする中で考えるようになりました。
自分が「ブス」「ババア」などと言われるのが嫌だから言っているわけではないんです。以前、自分は「“イジリ”だろう」とヘラヘラ対応してきてしまいましたが、今度は自分より年下のアイドルの子たちが同じように、ヘラヘラ対応せざるをえなくなっている状況を見ることがあるんです。
同じ思いをしている子がいる、ということを自分では結構重く受け止めているので、「ちゃんと変えていかなきゃいけないな」と思っているんです。世間全体を見ても、男の人は男の人なりの苦労があるのはもちろん分かるんですが、女の人の方が難しいことも多いですよね。
こういう問題は積極的に先頭に立って発信するというより、なんとなく意識している中で自然と出てきて、「でか美ちゃんがこういうこと言っていたから調べてみようかな」と伝わることがあればいいな、と思っています。
https://www.paipaidekami.com/
■ぱいぱいでか美Twitter
https://twitter.com/paipaidekami
■ぱいぱいでか美Instagram
https://www.instagram.com/paipaidekami/