“サウナー”デビューをしたんです
――学生時代はバスケットボールに打ち込んでいて、高校は強豪校で活躍していたと聞きました。なぜ俳優の世界に入ろうとしたのですか?
昔からドラマを見るのが好きで、何かを表現できるのはすごいと感じていました。大学までプロを目指してバスケをしていたのですが、ちょっと燃え尽きてしまったとき、その昔の気持ちが蘇ってきました。そして以前、親と見ていた「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK総合)で今の事務所を取り上げていて、みんなに寄り添っている社長に感動してこの事務所に入りたいと思った事を思い出しました。ただすぐに俳優になれるわけでなく…。「MEN’S NON-NO」のモデルオーディションに応募して、専属モデルになってから今の事務所に入りました。
――「MEN’S NON-NO」も、所属事務所にも、実力派の俳優さんがたくさんいらっしゃいます。刺激を受けたりしますか?
刺激だらけです。元々、菅田将暉さんが主演された映画「溺れるナイフ」(2016年)が大好きなんです。はかなさや哀愁もありながら少年っぽさもある透明な感じを出されている菅田さんをすごいなとずっと思っていました。そしてあの演技をされていたのはちょうど今の僕と同じ22歳の時。最近それを知ったのですがかなり震えました。今の僕にあんな演技できないですから。そして、まだまだ自分は及ばないですが、いつか自分がやりたい役をできる演技力をつけたいと改めて感じました。
あと、よく初めてのお芝居なので撮影に入る前に誰かに相談した?と聞かれるのですが、基本、していないんですよ。現場が違うとやり方も違うのかな?と勝手に思っていて。でも今回経験して、今後はもっと色んな方の話を聞いていきたいと思いました。そしていつかは事務所の先輩にも…。それくらい仲良くなりたいです。
――今はドラマの撮影などでお忙しいとは思いますが、密かにやりたいと思っていることはありますか?
車の免許を取りたいです。実家が小田原で箱根に近いため、子供のころはよく日帰りで温泉に行ってました。免許が取れたらドライブしたいですね。自由に動き回れることにかなり憧れます。
ちなみに最近ハマりそうな気配がしているのがサウナ。モデルの仕事でサウナの聖地と呼ばれる、静岡県のサウナ「しきじ」に行き、“サウナー”デビューをしたんです。これまで何気なく入っていたのとは違い、“ととのう”入り方を教えてもらったのですが、それがすごく気持ちよくて。最近では、近所の健康ランドに行くときもサウナに入っています。ちなみに、「しきじ」でサウナーデビューをしたと言うと、その道の人たちから「エリート街道まっしぐらだね」と言われたりします(笑)。その経歴を汚さぬよう、サウナーを極めていきたいです。