綾野剛、若手官僚役は「ベストスリーに入るくらい精神的にきつい」<新聞記者>

2021/11/10 18:24 配信

ドラマ 会見

綾野剛、米倉涼子撮影:山田健史

「Netflix Festival Japan 2021」の二日目「ライブアクションDay」が11月10日、都内にて開催。Netflixオリジナルシリーズ「新聞記者」に出演する米倉涼子綾野剛とメガホンを取った藤井道人監督が出席した。

大ヒット映画「新聞記者」をオリジナルドラマとして新たに生まれ変わらせた同作。“新聞業界の異端児”と呼ばれる社会部記者が、現代社会のタブーに挑む。

米倉は「ストーリーも役柄もとてもチャレンジングでしたので、Netflixシリーズの大ファンでもありまして、今回はぜひ参加させていただきたいなという前向きな気持ちでした」とコメント。

新聞記者を演じるにあたっては「藤井監督と一緒に東京新聞さんにお伺いして、かなり長い時間いろんなフロアを紹介していただいたり、実際の記者さんにお話を伺ったり、どんな立ち位置でどんな気持ちでお仕事をされているのか取材させていただきました」と事前取材を行ったことを明かした。

綾野は「とても信頼している藤井監督からのオファーで断る理由がなかった」と発言。初共演の米倉についても「前々から、米倉さんの瞳は研ぎ澄まされていて、最後にその瞳の中に映る景色はどうなっているんだろうなというのを、自分自身もこの作品を通して一番見たいところではあったので、即決でお受けしました」と期待があったと語る。

また、「記者の皆さんの前で記者の話をするってとても楽しいですね」とにっこり。「たくさんいろんな考えがある中で、それぞれ持っている情熱が皆さんきっとあるでしょうし」と話した。

理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚という役どころについては「ベストスリーに入るくらい精神的にきつい役でしたね」と回顧。「藤井道人監督のせいで。うそです(笑)」とおちゃめに笑う一幕もあった。

◆取材・文=山田健史