吉沢亮が主演を務める大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。同作は、新一万円札の顔としても注目され、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が幕末から明治へ、近代日本のあるべき姿を追い続け、時代の渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも高い志を持って未来を切り開いていく姿を描く。
これまで「青天を衝け」は、栄一(吉沢)が生まれ育った武蔵国・血洗島村と草なぎ剛演じる徳川慶喜が生きる江戸で物語が進行していたが、時代は明治へ。栄一は、明治新政府の役人を経て、実業家へと転身。慶喜は静岡で家族と共に暮らしていた。
晩年まで、その交流が途絶えることのなかったという栄一と慶喜。WEBザテレビジョンでは、慶喜を演じる草なぎにインタビュー。最終回に向けての慶喜の見どころや、大河ドラマでの思い出、主演の吉沢についてなどを聞いた。
草なぎ剛インタビュー
――これまでの撮影の中で印象に残っていることなどはありますか?
1年以上同じ役を演じるという事が、これまでなかったのでたくさん印象深いことがあります。今振り返ってみると…慶喜がウマに乗っているシーンは時代劇ならではだと思いますし、あまり放送では流れませんでしたが、たくさん練習したんです(笑)。
コロナ禍での撮影だったので、スケジュールとかも変わって、撮影期間が少し空いたときに、また乗馬の練習をしたりして、とても思い出に残っています。
――慶喜にとって栄一とはどのような存在だったのでしょうか。
年齢も2つしか変わらない同世代だけど、違う環境で育ってきて…。
でも、慶喜にとって運命共同体のような、傍にいてほしい、傍になくてはならない人だったのかなと思います。出会ったときから栄一に何か感じるものがあって、慶喜が自分の人生を全うする上でなくてはならない存在なのだろうなと。そして、実際に演じていて、僕もそのように感じました。