――唯斗を演じるときに意識していることは?
今後どうしようかなという部分もあるんですけど、あまり“年下”に振り切らないように、とは思っています。人懐っこさやかわいらしさ。年下らしいところもあるけど、明葉がついつい愚痴をこぼしたり、相談しちゃったり。唯斗には、そういう一面もあるので「何でも話しちゃうわー」みたいな雰囲気を出していきたいなと考えています。心地よく思ってもらえる話し方のトーンやリズムを模索中です。
唯斗くんは本当に自分と違うタイプなんですよ。人生であまり相談された経験もないですし。恋愛相談に限らず、相談相手という分類にみんな僕を入れてくれない(笑)。僕自身、あまり人に相談しないからというのもあるのかなと思うんですけど、みんなもっと相談してくれてもいいのに!
――高杉さんが誰かに恋愛相談されたら、どういう反応になります?
「自分で決めたらいいんじゃない?」って言っちゃうかも。だから、相談されないのか(笑)。 もちろん、ちゃんと話は聞きますけど、最終的には自分で決めた方がいいよなと思っちゃうタイプなんです。僕に言われたからって、その通りにするのは違うなと思うので、聞くだけ聞いてアドバイスはあまりしないかもしれない。
唯斗くんは、そこが僕と全く違う部分なんですよね。話を聞いたあとに、ちゃんと自分の考えを言うタイプだから、明葉さんも唯斗くんにはいろいろ話してしまうのかなと思います。
――愛されキャラの唯斗にはマイペースな一面もありますが、唯斗らしさを感じるセリフはどんな部分でしょうか。
第2話の「離婚すればいいじゃん?」というセリフは、すごく唯斗っぽいですよね。唯斗の考え方に関わってくるような一言だと思います。まだ唯斗くんがどんな性格で、明葉にどう関わろうとしているのか。ちょっと謎な部分もあると思うんですけど、そういう言葉や表情のひとつひとつに鍵が隠されているかもしれないので、注目してほしいです。
ワニブックス
発売日: 2017/07/01