「常にプラスになることを考えていたい」(シュウペイ)
――自分はポジティブ派、ネガティブ派、どちらだと思いますか?
松陰寺:僕はネガティブですね。どんなことも極論を言ったら、“どうせいつか死ぬし”と考えていて。だからこそ、“どういう生き方をしたらいいか”とか“僕がしたことなんて誰も覚えてねぇんだから、好きなことを思いっきりやろう”と考えるというか。入り口がネガティブでポジティブに変換していくタイプって感じです。
シュウペイ:僕は絶対ポジティブ。嫌なこととかを頭の中に入れたくないんですよ。そういうことに関わりたくないというか…。常にプラスになることを考えていたい。だってマイナス思考ってなんかテンション下がってきません? ちょっとネガティブになりそうなときは、こうなったら楽しいだろうなというイメージを持つようにしています。これは昔からですね。あと、人のポジティブな言葉に助けられてきた部分もあるので、自分もポジティブなことを口に出していこうと思っています。
――お二人の周りのポジティブな人やものを教えてください。
松陰寺:飼っている犬ですね。メシを食って寝て、散歩に行って騒いで寝ての毎日なんですよ。その動物的な生き方ってポジティブ! 本能のままに生きていますから。それを見ていると、僕も難しく考えるのは止めようと思ってきます。思うがままに生きるってすごく憧れます。
シュウペイ:それはもう、エンジンがかかっているときの松陰寺太勇でしょ。これ、大事なのは普段ではなく、漫才などをしているときなんですが(笑)。肯定する漫才なんて普通は考えないですよ。あと、ここでポジティブなことを言える? と思っていても絶対にピッタリのワードを探してくるのはすごいですから。常にポジティブワードを探していると思います。
松陰寺:だけど、最初は漫才でポジティブなことをやろうと思って始めたわけじゃないんですよ。世に出る、面白くて何だこれ? と思う漫才をやろうと思ったらこの形になったわけで。僕自身、よくポジティブな人間に見られがちなんですよね。それはちょっとハードルが高いというか…。ここで、僕自身がポジティブでないことだけはお伝えしたいです(笑)。