上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務める連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。12月2日放送の第24 回では、終戦から丸2年が過ぎた頃の安子(上白石)の暮らしが描かれ、3歳になった娘・るい(中野翠咲ちゃん)の愛くるしさに注目が集まった。(以下、ネタバレがあります)
今週は第5週「1946-1948」を放送中。雉真家を出た安子が大阪で暮らし始めて1年半ほどが経ち、安子は少しずつ手に入るようになった米や砂糖、小豆を使っておはぎやまんじゅうを作り、売って生計を立てるようになっていた。小さいながら店も構え、軒下には「たちばな」の垂れ幕も揺れている。
大阪に出た当時はまだ1歳だったるいも、3歳に成長。安子とともに店先にちょこんと座り、おはぎを買っていくお客さんに「ありがとうございました」とにこにこ愛嬌を振りまく看板娘となっていた。
安子はラジオも買い、「英語講座」を家でるいと一緒に聴くようになっていた。テキストを見ながら、るいと2人で歌ったり、笑ったり。短い会話文で描かれるありふれた日常から、稔とるいとの3人の暮らしを思い浮かべたりもした。
るいを優しく揺り起こし、抱き上げて庭で一緒にラジオ体操をする稔(松村北斗)。現実になることはなかった甘い夢が、安子の胸を満たした。
NHK出版
発売日: 2021/10/25