12月3日、「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチーム決起集会2021が都内で行われ、AKB48の向井地美音、SKE48の斉藤真木子、NMB48の小嶋花梨、STU48の石田千穂が登壇した。
昨年11月にAKB48、SKE48、NMB48、HKT48、STU48が「特別防犯支援官」を委嘱された。向井地は「一年前に『特別防犯支援官』に任命していただいて、この1年間、いろんな活動をさせていただきました。その中で一番印象に残っているのは啓発動画の撮影です。実際に被害者の家族の方にお話をうかがって、特殊詐欺はお金を失うだけじゃなく、心にも深い傷を負うんだということを改めて感じました。こういう気持ちになる方が一人でも減るように頑張らないといけないと思いましたので、来年も頑張って参りたいと思います」と活動を振り返った。
斉藤は「親も高齢になってきたことを実感していて、自分に近い親族みんなを守ってあげれられるように、日頃から啓発活動を頑張りたいです。どんなことがあっても詐欺はいけないことです!それを心に決めて、これからも頑張ります」と意気込みを示した。
大阪・難波を拠点に活動しているNMB48の小嶋は「特殊被害の被害件数の4位が大阪、5位が兵庫ということで、関西での被害が多いことにすごく危機感を抱いています」と、関西での状況を不安視しながらも、「自分は騙されないと思いがちな若い世代に、身近にこういうことがあるということをSNSをうまく活用しながら呼びかけていきたいと思います」と同世代への啓発に力を入れたいと語った。
石田も「STU48は瀬戸内7県を拠点にしているアイドルグループで、昨年、香川県で(特別防犯支援官の)委嘱式をさせていただき、詐欺被害防止のポスターや動画撮影をさせていただきました。これからも瀬戸内エリアの地元の研究者の方々と一緒に、SOS47のメンバーとして、若い世代にできることを考えながら活動していきたいです」と地元での啓発活動を精力的に行うことを宣言。
また、新しい啓発動画3本「キャッシュカードを狙った詐欺編」「還付金詐欺編」「架空料金請求詐欺編」が制作され、公式HPなどで近日中に公開される予定となっている。その動画にはAKB48の福岡聖菜、込山榛香、佐々木優佳里が出演。向井地は「この動画は詐欺の当事者になり得るような高齢者のためだけじゃなく、若い世代の方にもぜひ見ていただきたいです。たとえば、『通りすがりに電話をしながらATMを操作している人がいたら声を掛けてあげなきゃいけない』とか、そういうことが見ていただいた方全員に届く動画になっています」と力強くアピールした。
決起集会には、警察庁特別防犯対策監の杉良太郎、特別防犯支援官の伍代夏子、城島茂、松本利夫(EXILE)、飯豊まりえ、吉原朝馬も出席。会見後、向井地は松本と一緒に神奈川県川崎市を、斉藤は伍代と一緒に千葉県千葉市を、小嶋と石田は城島と一緒に埼玉県さいたま市をパトカーで巡回し、特殊詐欺の被害防止を呼びかけた。
◆取材・文=田中隆信
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