小田和正『僕も音楽に救われました』聖なる夜を2年ぶりの「クリスマスの約束」が彩る!【収録レポ】
会場は一気にクリスマスムード
小田、和田、JUJU、長屋、熊木、矢井田がそろって披露したのは、荒井由実の楽曲「あの日にかえりたい」。ステージ上では、楽曲のタイトルにちなみ出演者の面々が「あの日にかえりたい」と願う幼少期の思い出や、「クリスマスの約束」にまつわる知られざるエピソードも紹介した。
続いてステージ中央に登場したのは、大橋、水野、JUJUの3人。スキマスイッチの二人が桑田佳祐の楽曲「白い恋人達」のアレンジを手掛け、JUJUをメインボーカルに迎えた夢のカルテットが実現した。
最初はJUJUが緊張した様子を見せていたが、常田のピアノ伴奏、大橋と水野の声に合わせて圧巻の歌唱力で歌い上げ、観客もクリスマスの雰囲気を堪能していた。
中盤には、番組の人気企画で矢井田も「大好き」だと告げた、小田と和田による映画メドレーが登場。今回で第4弾ということもあり、別のテーマにしようかという話もあったと明かした和田だったが、「なんか、あれよあれよという間に、あれもやってないな、これもやってないな」と、披露したい楽曲がそろったという。
この企画の醍醐味は、観客も参加することができるところ。和田によるクラップのレクチャーが行われると、そのままの和気あいあいとした流れで映画メドレーがスタート。
映画メドレーには、2019年に続いての出演となる、清水翔太がコーラスに加わり、映画の世界観に浸れるバラードから、観客もノリノリのアップテンポの楽曲まで、委員会バンド(小田、根本、スキマスイッチ、水野)らと共に美しいハーモニーを奏でて盛り上げた。
番組の後半では、小田が「今回のコロナ禍で、僕も音楽に救われました。そして、素直に音楽をやりたい。みんなと会いたいと思いました。ここにいるアーティスト諸君もそうだったと思います。さて、僕らはこの厳しい状況をどう乗り越えていくのでしょう」と語りかけ、出演者全員が井上陽水の楽曲「最後のニュース」にこれからの願いを込めるように歌唱した。