佐藤優樹、モーニング娘。卒業を前にした心境は？「本当はもうちょっとギリギリに卒業発表をしたかった」＜インタビュー後編＞
まーに対しては、北海道から出てきた不思議な女の子っていう根本は変わってないな
――10年間、一緒に活動してきて、お互いが一番変わった部分はどこですか？ また、変わっていない部分もありましたら教えてください。
佐藤「亜佑美は元から気を使うタイプかは分からないんですけど、前までは良くも悪くも何でも周りに本音を言っちゃってたんですよ。うれしいことはもちろん傷つくことも。でも、ここ1、2年はまずは考えるようになったなって思いますね。コロナ前までは自分のギガバイト？メガバイト？の何倍も頑張り過ぎてて、キャパオーバーになっていた。自分の容量の何倍も溜め込んで、ふっ飛ばしちゃっていたんですよね。だって亜佑美は頑張らないことがないから。なので、体力的にも感情的にも疲れることが多かったと思う。考えるようになったのは後輩が入ってきたこともあると思うし、コロナ禍で落ち着く時間ができたのが大きいのかなって」
石田「それはあるかもね」
佐藤「亜佑美の変わらないところは、やる気かな。たまに疲れたっていう時はあるんですけど、表に出るところで手を抜いている亜佑美を見たことない。今までの10年間で」
石田「私もまーに対しては、北海道から出てきた不思議な女の子っていう根本は変わってないな。でも10年という年月の中で、すごくいろんな装飾というか武器が付いた。途中、そんなに装飾しなくてもいいのに、武器も持たなくていいのにっていう時期もあったけど、そこを乗り越えて今は佐藤優樹にしか持てない武器を見つけたんじゃないかなって思います。まーはすごく人の真似をするんですよ。でもそれは、この人のこういうパフォーマンスをしたい、こんな風な見せ方をしたいっていうのを自分自身で研究しているから。私も何でそんな表現ができるんだろう？って、同じメンバーとして表現者として、まーに対して悔しいと思うこともあったんですよ。すごいなって。でも、それは何でじゃなくて、こんなにも人の研究をしているからだったんだと、最近気づけた。それは佐藤優樹の努力だったんだなって。変わったところは…前よりも気が使えるようになりましたね」
佐藤「まるで今まで気を使っていなかったような感じじゃん！」
石田「うん(笑)。昔は良いも悪いも分からなかったから、え〜い！みたいな感じだったけど、今は良いことと悪いことが分かるようになってきた。なので、ちゃんと考えて行動できていますね。実は」
佐藤「意外と難しいんですよね。考えて行動するの。私にとっての常識が、皆さんにとっての非常識。皆さんにとっての非常識が私にとっての常識なんですよ！ そもそも論が違いすぎて、いつも迷ってます(笑)」
「Teenage Solution／よしよししてほしいの／ビートの惑星」
通常盤A.B.C 1300円(税込み)
12/13(月)
「モーニング娘。'21 コンサート Teenage Solution ～佐藤優樹 卒業スペシャル～」
日本武道館にて開催
モーニング娘。'21『Teenage Solution』Promotion Edit
https://youtu.be/bfZAkBXEUZU
