また、USENの60年の歴史の中で最も支持された楽曲に贈られる「USEN 創業60周年記念特別表彰 リクエスト」の累計1位に「雪國」が選ばれ、吉幾三が登壇。吉は「60年間でのリクエストが一番多いというのをさっき聞いたんですよ」と驚きの表情を見せた。この曲を作った時のことを聞かれると、「元々はこういう歌詞じゃなかった。ものすごいエッチな歌詞で、口では言えません(笑)」と明かした。
2022年は50周年に突入する吉は、「いろんないい人に出会えたんです。別れもありましたけど…」とちょっと涙ぐむ場面もあったが、「人に恵まれた50年だったかな。人に恵まれるというのは一番の財産ですから」と笑顔で語った。そして、今年を振り返ってどうでしたか?と質問されると「散々な一年でした」と即答。「仕事はねぇし、結構埋まってたコンサートもほぼキャンセルになりまして。来年も散々な一年じゃないですかね(笑)」と自虐ぎみに答えて、会場を和ませた。
本イベントには、吉幾三のほかに、「2021 年間 USEN HIT ランキング」J-POP部門1位のAwesome City Club、演歌歌謡曲部門1位の氷川きよしが登壇した。
◆取材・文=田中隆信