――瑞穂の役作りをされる上で、どのようなことを意識されましたか?
私が演じる瑞穂は、幼い頃から“お馬さん”と一緒に育ってきた女の子という役どころです。“お馬さん”と触れ合って、撮影中も休憩時間も常に一緒にいることを心掛けました。
乗馬は初めてなので、最初からうまくいくことはなかったのですが、“怖い”と感じることはなかったです。特にこの撮影のために鍛えることなどはせず、何度も練習をして安定して乗ることができるようになりました。
――実際の競馬のレースでは、時速30km以上も出ることがあると聞きましたが、レースシーンでも恐怖心などはなかったのでしょうか?
なかったです。スピードが出たときの方が安定するので、“お馬さん”にも私が安心して乗っていることが通じたのか、どんどんスピードにのることができ、やればやるほど速いスピードが出てきた印象です。
――苦労されたシーンはありますか?
おそらく、私よりも“お馬さん”の方に負担が大きかったのではないかと思います(笑)。
私は一緒にいることで、安心することができ、“お馬さん”のいないシーンの撮影では逆に不安になってしまうこともありました。
私が苦労した場面と言いますと、“お馬さん”から振り落とされる場面では、毎回落とされる場所が違い、苦労しました。落ちたあとに光司さんを見上げるのですが、毎度違う位置に光司さんがいるので、見失ってしまい…(笑)。そこは大変でした。
――緑川厩舎の方々との撮影はいかがでしたか?
緑川厩舎に迎え入れられ、中村蒼さん演じる光司らと出会いますが、最初はもう少し優しく迎え入れてほしかったな…という気持ちもありました(笑)。
実際の撮影では、大先輩の俳優の方々に囲まれ、緊張はしたのですが、若手ということもあってか、なぜかいじられることが多くて…(笑)。楽しく撮影させていただきました。
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