沢尻エリカ、連ドラ初の母親役をぐちゃぐちゃになりながら熱演!

2017/04/12 12:00 配信

ドラマ インタビュー

4月12日(水)スタートの「母になる」(日本テレビ系)で、戸惑い、葛藤しながらも、母として成長していく結衣を演じる沢尻エリカ撮影=諸永恒夫

――子供を産み、育てていく年月の中で人は親になっていくもの。では、その時間を奪われたら、母は、子はどうなるのか…。4月12日(水)スタートの「母になる」(日本テレビ系)で、戸惑い、葛藤しながらも、母として成長していく結衣を演じる沢尻エリカ。 

沢尻:正直最初は、自分が母親に見えるのか心配だったし、ちゃんと演じられるのか、かなりチャレンジングな気持ちだったんです。でも、プロデューサーさんが「子供がいなくなって一回ゼロになった女性が、もう一回手探りしながら母親になっていく姿を描くので、むしろそういう気持ちでぶつかってくれれば」と言っていただいたんです。だから今はすごくフラットな気持ちで現場に臨んでいます。

――3歳で誘拐された息子・広(こう)は、9年後、13歳となって現れる。

沢尻:3歳の広君(吉武歓)と初めて会ったとき、号泣されてしまったんです。それはショックでしたね(笑)。でも、リアルなお芝居をするし、本当にかわいいんです。何をしだすか分からなくて、見ていて飽きないですし。13歳の広君(道枝駿佑)にも会ったんですが、身長は私とほぼ変わらなくて、13歳ってこんなに大きいんだって驚きでした(笑)。

――母性本能が目覚めることは?と尋ねると、「かわいいとは思うけれど、自分の中に母性があるかはまだ分からないです」との答え。しかし、広の失踪のシーンでは沢尻の迫真の演技に、撮影に立ち会っていたスタッフの多くが号泣したとのエピソードも。

沢尻:監督のディレクションのおかげです。「ぐちゃぐちゃになってしまってもいいから、見え方を気にせずに感情をバッとぶつけてほしい」と言っていただいたことが大きくて。そういう雰囲気をつくってくださったこともあって、どう見えるかを気にせず、気持ちだけでお芝居することができました。

――息子との9年間のブランクを結衣は、どう埋めていくのだろうか。

沢尻:台本を読んでいても引き込まれるし、グッとくる場面も多いんです。私自身、今後の結衣がどうなるのか楽しみにしています。脚本は、1話から内容が盛りだくさんで、テンポよく物語が進んでいきますし、セリフには内面の気持ちがうまく表現されていて、演じていてもグッとくる部分があり、私自身、今後の展開にすごく期待しています。監督が明確にディレクションしてくださる方なのでとても頼もしいです。

――内容が重厚なぶん、現場では明るく過ごしたい、と話す。

沢尻:それは撮影に入る前から考えていたこと。だから共演者の方やスタッフの皆さんと話したり、明るい雰囲気を意識しています。以前は、正直、主演だからと背負いすぎていた部分もありました。でも、もうそれはやめました(笑)。一番大事なのは芝居で魅せていくことだと思うから。

――もし、自分が子供を持ったら、どんな母親になると思う?

沢尻:私自身は、ずっと反抗ばかりしてきましたから、自分の子供には“こうなっちゃいけないよ”って、めちゃくちゃ厳しくするんじゃないかと思います。嘘ついちゃダメ、あいさつしなさい…そういう人間として大事な部分を徹底的にしつける(笑)。今はまだ自分が「母になる」イメージは湧かないですけどね(笑)。

profile●さわじり・えりか='86年4月8日生まれ、東京都出身。A型。「1リットルの涙」('05年フジ系)で連続ドラマ初主演。以降、「タイヨウのうた」('06年TBS系)、「ファースト・クラス」('14年フジ系)など主演作多数

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