劇場版として第21弾となる映画「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」が4月15日(土)から公開される。
大阪と京都を舞台に起きた事件を解決するため、今回もコナンが奮闘。また、物語のキーマンである関根康史役として、アニメ声優に初挑戦した宮川大輔が、手応えや見どころ、コナンの魅力について熱弁を振るってくれた。
――アニメ声優初挑戦ということですが、いかがでしたか?
最初に「関根康史とはこんな役です」って説明されたんですけど、「どんな声なんやろう?」とか、いろいろ考えて悩みましたね。ただ、声だけを作っても駄目やから、ありのままでいこうと思って、とにかく台本を何回も読んで(収録)現場に行きました。
監督からも「気持ちを入れて読んでください」って言われたので、関根の気持ちを考えながら読みました。でも普段は顔と声がセットなので、自分で聞くとものすごい違和感がありましたね(笑)。語尾がふわふわっとしていたり、滑舌が良くなかったりして。
でも今後見てくれた方からどういう反応がくるのか、楽しみでもあります!
――声だけで表現するのは難しかったですか?
本当に難しかったですよ! 普段は自分のキャラクターとかで、ごまかせるので(笑)。あと、喋る間隔もテンポも決まっているので、緊張しました。最初にテストで読むときが特に緊張したかな。
――普段との違いはどんなところですか?
例えば、“お祭り男”(「世界の果てまでイッテQ!」、毎週日曜夜7.58—8.54、日本テレビ系)は、基本的に叫んでいる感じなので(笑)。むしろ関根はプライベートに近い感じだったかもしれないですね。
――どのくらいの期間で収録されましたか?
収録自体は1日だったんですけど、収録までに家で10回以上練習して、また思い出したらやってみて。ある程度出来上がっている映像を頂いていたので、それを見ながら1人で練習していました。これまでのお芝居とも全く違ったので、そこは難しかったですけど、すごく勉強になりました。
――今回、声優に挑戦することに対して、周りの方はどんなふうに言われていますか?
みんなに言わんとこって思ったんですけど、でもおいっ子がコナンを好きなので、おいっ子から「(コナンの映画に)出るの?」って言われて。息子からは、「パパ、コナンすんの?」って言われて(笑)。息子には「コナン役じゃないで」って言ったんですけど、2人ともすごく楽しみにしてくれてるみたいで、一緒に映画館に行きたいですね。
――コナンの魅力とはどんなところですか?
子供も大人も楽しめる謎解きはもちろんなんですけど、アクションもすごくて。コナンの脱出の仕方もすごいなって思って。コナンはこんな武器を持っているんやなって、ビックリしました! 百人一首の世界とかも知らなかったんですけど、奥深いんやなって勉強になったし。舞台になってる京都の世界観もすごいなって思いました。
――公開が楽しみですね。
そうなんですけど、映画館に見に行って、もし横の人が「宮川大輔が…」とか、言ってたらそっちが気になってしまいそうです(笑)。
――劇中で一番好きなシーンはどこですか?
(服部)平次と(遠山)和葉のやりとりを見ていると、僕は平次目線で見てるんですけど、分かるわ~っていう。素直に気持ちを伝えられない、そういうもどかしさが良かったですね。
僕も中学生の頃、好きな子がいてもはっきりは言えませんでした。初めてデートした時なんて、ご飯食べるのがこんなに恥ずかしいと思わなくて。「お腹いっぱいやな」とか言って、うそついて食べへんかったんですよ。大人はそういう昔のことを思い出せたり、いろんな世代が楽しめると思います。
――倉木麻衣さんの主題歌「渡月橋~君想ふ~」は、聴かれてみていかがでしたか?
ほんとにええですよね、すごいな~って思いました。また音楽が映画を盛り上げてくれますよね!
――今後挑戦したいことはどんなことですか?
また声優をやってみたいと思いました。だからこの作品に懸かってますよ(笑)。初めてやることは、どんなことでもドキドキするんですけど、でもまたそれが何かにつながっていくし、今後もいろんなことに挑戦していきたいですね!
4月15日(土)公開
原作=青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督=静野孔文
脚本=大倉崇裕
音楽=大野克夫
声の出演=高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、堀川りょう、宮村優子ほか
スペシャルゲスト=宮川大輔、吉岡里帆
配給=東宝
製作=小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント
(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
■映画「名探偵コナン から紅の恋歌」宮川大輔SPメッセージ