パンサーの向井慧は近年、テレビ東京の「あちこちオードリー」やラジオ番組「#むかいの喋り方」にて、自身の様々な悩みや本音をさらけ出す姿が反響を呼んでいる。しかし向井自身は「本来は出さない方がいいですよね、絶対に」と苦笑いし、「出さずにいられるならそれが一番」と語る。その一方で「ラジオでしゃべることはOK」とも明かし、その原体験として、ナインティナインのラジオを挙げた。また、“反省大王”と評されるほど、自身の内面や弱さに向き合って反省をし続ける向井であるが、その背景には「このお笑いの仕事を辞めたくない」という熱いお笑い愛があった。
自身の弱い部分や反省は「ラジオでしゃべるのはOK」原体験となったナインティナイン
――向井さんは「あちこちオードリー」などで、様々な本音や悩みをさらけ出している印象です。本来なら隠しておきたい部分であると思いますが、そういった部分を発信する理由はなんでしょうか。
発信しているつもりはないです(笑)。本来は出さない方がいいですよね、絶対に(笑)。自分でもそんな形でピックアップされるとは思ってもいなかったです。本当は出さない方がカッコイイし、もちろん出さずにいられるならそれが一番なんですけど、ラジオと「あちこちオードリー」だけでは出させてもらうという感じですね。
それ以外のお仕事で「普段つけているノートを見せてください」というお話もいくつかいただくようにはなったんですけど、お断りしています(笑)。「あちこちオードリー」で取り上げていただいて、「良いところだけもらってもう出しません」というのはさすがに都合が良すぎるので、「あちこちオードリー」に言われたら出させていただこうと。片足突っ込ませてもらっているので、「今さらそういうの出さないです」という顔はできないですし(笑)。
――とはいえ、パーソナリティを務めるラジオ「#むかいの喋り方」では、積極的に自身の弱い部分や反省点などを話されているように感じます。
そうですね。「ここまではオッケー、ここからはアウト」っていうルールが人間それぞれにあると思うんですが、僕はラジオでしゃべることはOKだと思ってます。というのも、僕のラジオの原体験はナイナイさんなんです。ナイナイさんはラジオで、自分の思っていることや仕事で大変だったことだったりをすごくお話されていて、それが大好きだったので。
これは本当に人によるので、「いや、そんなことを言うのはラジオでもアウトだよ」っていう人もいると思うんですけど、「自分が好きなんだからしょうがない」と。そこまで人のルールに合わせてはいられないし、自分の中では「ラジオではオッケー」というスタンスです。