――撮影当時のオフショットを見て、顔が変わったなと思いますか?
いや、意外とそうでもなくて。この映画では20〜30歳ぐらいの役を演じていたので、顔が大人びているんですよ。この後、ドラマ「スパイの妻」(2020年、NHK BSプレミアム)をやって、髪が伸びて映画「弱虫ペダル」をやってからはずっと学生役。ドラマ「夢中さ、きみに。」(2021年、MBSほか)、映画「ハニーレモンソーダ」(2021年)、ドラマ「この初恋はフィクションです」(2021年、TBSほか)、「連続ドラマW 宮部みゆき『ソロモンの偽証』」(2021年、WOWOWプライム)、全部学生なんですよ。
だから、「フタリノセカイ」の後の顔は若いなと思います。僕は学生っぽい顔になって、片山ちゃんは学生役をやってないので、大人びたということだと思います。僕は大人になれない男の子です。ピーターパン俳優(笑)。
――「フタリノセカイ」がようやく公開されますが、今はどんな気持ちですか?
短期間の撮影の時はいつももっと時間がほしいなと思いますけど、すごく濃密な時間を過ごすことができたように思います。最後は真也の気持ちが100%分かったような感覚になれましたし、終わっちゃうことが寂しいなという気持ちが強かった。撮影後半は監督と「終わってほしくないねー」「俺も真也になったわ」と飲みながら、ずっと話してました。
公開はやっとですが、タイミングはすごくいいと思います。(LGBTQの認識が広まった)今の方がご覧になる方の感覚も違うと思うので。でも、「弱虫ペダル」や「ハニレモ」のファンの子は見てくれるかな〜? でも、そういう若い層の方にこそ見ていただきたい。ポスターでもキスしてますし、ちょっとドキッとするシーンはありますけど、覚悟を持って見てほしいです。
◆取材・文=及川静
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