“神さまの食”を通して、白洲信哉が氏神さまと氏子の関係を見つめる<氏神さま~私たちの身近な祈り~>
三重テレビ放送(MTV)で毎月第4土曜日夜9:00から放送される、「氏神さま~私たちの身近な祈り~」。第9話の12月25日(土)は文筆家の白洲信哉を迎え、「百味の御食(ひゃくみのおんじき)」をテーマに送る。
「氏神さま」は、私たちが住んでいる地域を守っている神社であり、元々、血縁で結ばれた一族“氏族”の守り神だったが、時代を経るにつれて地域の守り神へと変遷してきた。番組では、氏神さまに焦点をあて、知っているようで知らない「日本の神・神社」を探っていく。
奈良県桜井市多武峰に建つ「談山神社」では、室町時代に兵火を避けるために御神体を神社から避難させ、その後無事御神体が戻ってきたことを喜んだ地域の人たちが行ったお祝いを起源とする「嘉吉祭」が行われている。
談山神社を訪れた白洲は、「嘉吉祭」で供えられる「百味の御食」という神さまの食事・神饌(しんせん)と対面し、氏子である多武峰地区の人たちの信仰に目を向ける。神さまに捧げる「神饌」が表わすものや、“神さまの食”を準備する氏子たちが込める思いなど“神さまの食”を通して、氏神さまと氏子の関係を見つめる。