松丸亮吾「謎解きを日本の文化にしたい」“謎解き日本一決定戦”開催の裏にある大いなる野望<インタビュー後編>

2021/12/25 07:02 配信

バラエティー インタビュー

「謎解き日本一決定戦X 2022」で司会進行を務める今田耕司(右)と謎解きクリエイター・松丸亮吾(左) (C)MBS

2022年3月に、謎解きの日本一を決める番組「謎解き日本一決定戦 X 2022」(TBS系)が放送されることが決定した。同番組は、一般人参加型の謎解き番組。2021年12月25日から始まる4段階に及ぶ予選を勝ち抜き、決勝に進出した8組による激闘の模様を送る。

MCを務めるのは、かつて「脳内エステ IQサプリ」(2004年~2009年、フジテレビ)でさまざまなクイズに挑んでいた今田耕司。さらに、謎解きクリエイター集団「RIDDLER(リドラ)」の代表取締役にして“謎解きブーム”をけん引する松丸亮吾が同大会のコミッショナー&監修を務める。

「WEBザテレビジョン」では、1次予選スタートに先立ち、今田と松丸にインタビューを実施。前編では、松丸が謎解きにハマったきっかけは今田が出演していた「脳内エステ IQサプリ」だったという過去が明らかに。後編では、同大会に懸ける思いや野望、これから謎解きに挑戦する人が準備しておいた方が良いことなどについて話を聞いた。

今田耕司「『IQサプリ』収録の前は過去問を解いていた」


――今大会の参加を機に謎解きに挑戦する方もいらっしゃると思いますが、何か準備しておいた方が良いことはありますか?

松丸:やっぱり謎解きの問題をたくさん解いていた方が良いかなという感覚はあります。ただ、頭が固い人は考えるときも“これだ”って思うと抜け出さなくなってしまうんです。それをいかに捨てて別の思考ができるかというのは、訓練で鍛えられると思うので、頭を柔らかくするためにいろんな問題を解くのはかなり有効だと思います。

今田:「IQサプリ」をやっていたときも、収録の前に過去問を解いてから収録に行ってました。収録が2週間に1回あったんですが、2週間のうちに頭がちょっと固くなってるんですよね。頭を柔らかくするために、過去問を解いてから行った方が解けました。あとは、チョコレートとか食べてました(笑)。

松丸:僕はエナジードリンクでした(笑)。謎解きのゲームに行く前は必ず、エナジードリンクを飲んで自分に自信を付けてました。


――今大会の参加資格は10歳~とかなり幅広いですね。

松丸:4回の予選を勝ち抜いた人が決勝戦に進めるんですが、決勝に進む人は年齢がばらばらになると思ってます。「謎解きに週5くらいで行きます」という、いわゆる謎解きのプロの人もいるんですけど、そういう人たちの中には40代50代の方もいて。僕もその人たちに勝てないときがあるんです。

逆に10歳くらいの子で、ランキング形式の謎解きを「リドラ」から出すと、必ず1位になる子がいて。
その子を調べたら、数学検定1級を小学生で取っちゃったっていう子でした。

今田:多少は自頭の良さも関係している気がするなぁ。

松丸:“この大会を目指すために問題解いていたら、才能が開花した”という子も結構いると思います。僕も「IQサプリ」を見るまでは全く解けなかったんですが、毎週見てだんだん作り方が分かってきたので。約10回戦ありますが、山を登るときに頂上見ちゃうときついんで、あんまり先を考え過ぎず「一歩ずつ勝ち上がっていこう」という気持ちで挑んでほしいです。


――松丸さんは、問題を作るときに“エモさ”を大切にしているということを耳にしたのですが、今回の大会ではいかがですか?

松丸: 普通のクイズ大会では、1ブロックで勝ったら次のブロックにどんどん進んでいくというのが一般的だと思うんですが、今大会では、これまでのクイズ番組では考えられないような展開を何回も起こして“エモみ”を作ってます。見ているだけでも面白くて、「ここにいつか立ちたいな」って思ってもらえるような番組にしたいです…きっとびっくりすると思います。

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