BLUE ENCOUNTの田邊駿一「1月ドラマはベテラン脚本家さんがそろい踏み」<ドラマコラム連載第4回>

2021/12/27 09:00 配信

ドラマ コラム

ミュージシャンの中では随一のドラマラバーであるBLUE ENCOUNTの田邊駿一

もう年末。一年はあっという間ですね。年末年始はスペシャルドラマがあったり、これまで撮り溜めていたドラマを見たりと、時間がいくらあっても足りない気配がしています。
 前回、1月からの新ドラマについて語りましたが、今回もその続き。やっぱりあの1回だけでは全然語り足りませんでした(笑)。

 ドラマの見方って人それぞれだと思うのですが、僕が気になるポイントの一つに脚本家がどなたなのか?というのがあります。ドラマをたくさん見ていると、あの脚本家さんが書くなら作品のテイストはこんな感じなど、何となく傾向と対策ではないですが、どんな感じのドラマなのかぼんやりと見えてきます。それはドラマが始まる前には結構重要な情報で。想像通りなのか、そこを超えてくるのか、想像しながら放送日を待ちわびる…、そんな至福の時間を楽しめます。
1月からだと大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)は三谷幸喜さん、「ファイトソング」(TBS系)は岡田恵和さん、「となりのチカラ」(テレビ朝日系)は遊川和彦さんらベテラン脚本家さんがそろい踏み。どれもどんな作品になっているのかかなりワクワクです。

「鎌倉殿の13人」(C)NHK

「鎌倉殿の13人」はやっぱり小栗旬さんが三谷作品でどう輝くのか…。絶対に上手くいくんですが、実は想像できていないです。三谷さんは劇団出身ということもあり舞台のように役者全員が輝く脚本を書かれます。僕がやっぱり三谷さんの脚本は面白い!と感じたのは大河ドラマ「新撰組!」(2004年、NHK総合ほか)。香取慎吾さんが演じる近藤勇は、爽やかな部分はもちろん、怖い面も引き出し、すごく人間味のある人物になっていて、高校生だった僕が想像する時代劇という枠を超えてすごく面白かったのを今でも覚えています。今回、小栗さん演じる北条義時もそんな人間味のある人物になっているのか、楽しみでしかないです。