毎月連載「酒寄さんちょっと聞いてくださいよ」第11回。本連載では、お笑いカルテット「ぼる塾」を現在は育児休暇中のリーダー・酒寄希望が、田辺智加、あんり、きりやはるかから寄せられる、さまざまな相談に答えている。先日、エッセイ本「酒寄さんのぼる塾日記」も出版した酒寄が、今回も相談内容についてゆるーく解決法を考える。
みなさんあけましておめでとうございます。ぼる塾の酒寄です。今年もこの連載が続けられるように頑張っていきますのでよろしくお願い致します。
早速新年一発目の相談です!
「普段は絶対階段使わないけど池袋アニメイトの階段なら喜んで登ることが判明した田辺です」。
以前あんりちゃんにこんな話を聞きました。
あんり「仕事先でエレベーターが狭いから階段で行こうって話になったとき、田辺さんがスタイリストさんの重い荷物を指さして『大変ですね。手伝いますよ』って持ってあげていたんです。田辺さん優しいなって思っていたら、スタイリストさんと一緒にエレベーターにちゃっかり乗り込んでいたんです!階段を上らないための作戦だったんですよ!」
何とか池袋アニメイトの階段を田辺さんの全ての行動範囲に設置したいですね。そんな田辺さんの悩みです。
「私は生まれ変わってもまた自分になりたいと思ってますし今も自分で良かったと思ってるのですが、よく、田辺はいいよね…と言われることに何故だか少しだけ心がもやつきます。なぜでしょうか?」
田辺はいいよね…もしかしたら言った人の中にはいつも楽しそうな田辺さんを少しずるいと思っている人もいて、その負の感情が田辺さんに伝わってしまったのではと思いました。
「田辺はいいよね…私はそんなに好き勝手できない」と無いはずの続きの言葉が田辺さんには聞こえてしまったのかもしれません。
もし本当にそう思っている人がいるならば、勘違いをして欲しくないのは、田辺さんは今結果として楽しく暮らしていますが、何かをするときはみんなと同じリスクを背負っていることに変わりはないということです。
ここまでくるのに27歳でギャルデビューしたりと色々あった田辺さんですが、誰かが「私が責任を持つので好き勝手やって良いですよ」と言ってくれたわけではありません。ちゃんと自分の行動に責任を持ってやっています。当たり前ですが田辺さんだって未来はわからない状態で人生をチャレンジしています。見えないところで痛い目だって見ています。田辺さんはそれを見せないプロなのです。
解決策になるかはわかりませんが、ここは私が「田辺もよくないことあるんだね」となるエピソードを紹介し、「田辺はいいよね」と言われる回数を少しでも減らすお手伝いをしたいと思います。
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