4月16日(日)放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に、森脇健児が出演。究極の勘違いぶりで、笑福亭鶴瓶、タモリ、三宅裕司を“ブチギレ”させた過去を明かした。
森脇は、「全然面白くないのに自分の事をメッチャ面白いと勘違いしてしまった先生」として登場。「勘違いして人生を破滅させないための授業」を展開した。
地元大阪で、学生時代から爆笑王として名を馳せていた森脇は、素人のお笑い勝ち抜き番組に出演し、オーディションで松竹芸能入り。養成所にも通わず、芸能界ですぐにブレイクした彼は、お笑い界のエリート中のエリートだったという。
その後、女子中高生から爆発的な人気を得た森脇は、23歳で東京進出。「夢はMORIMORI」などレギュラー番組12本、CMを7本を抱える売れっ子になり、全盛期は25歳で、年収は約1億円。品川に8000万円のマンションを、ベンツ2台をキャッシュで購入し、その勘違いぶりは徐々にエスカレートして、偉い人たちを次々と怒らせてしまったという。
まずは、事務所の先輩である笑福亭鶴瓶とのエピソードを告白。
ラジオ番組「ヤングタウン」に一緒に出演した際、森脇は、MCの鶴瓶をさしおいて自らが番組を回し始め、番組終了後、鶴瓶に「健児! 回すのは俺や!」とブチギレされたそう。
さらに「笑っていいとも!」で共演していたタモリに関しては、高級焼肉店で食事をした際、怒らせてしまったと告白。
超高級肉を食べ放題のようなハイペースで焼いてしまい、肉の油に火がついてボーッと燃え盛った瞬間、温厚で知られるタモリが「俺のペースで食べさせろ!」とブチギレしてしまったとか。
森脇は、「実際のことを言いますけど、タモリさんはとてもええいい人で、その後僕の結婚式にも来てもらいましたし、家にもしょっちゅうお招き頂いて、おいしいものを食べさせてもらいました。タモリさん、本当に調子に乗って申し訳ありませんでした」とコメント。テレビカメラを通して、心から謝罪した。
三宅とは、1990年に上岡龍太郎と3人でレギュラー番組を持っていたが、森脇は、打ち上げで行った居酒屋で全裸になって店内を走り回ったそう。
三宅は「健児! お前がどうしたら(東京で)売れるか、今真剣に考えてるんだ! 何やってるんだ!」と叱責したという。
そんな勘違い生活が続いた森脇の売れっ子人生が長く続くはずもなく、次第に世間からは「森脇健児って、何が面白いんだっけ?」と言われるように…。自分に実力がないことが世間にバレ、30歳の時には、レギュラー番組12本すべて終わってしまった。
最後に森脇はしくじった過去を振り返り、「絶頂とどん底を味わって、本当にいい勉強をさせてもらったと思う。調子が良い時こそ冷静に、そして低姿勢に。いい時ほど自分に厳しくしなければいけません。しくじることは大切だと思います。どん底に落ちてこそ、新しいチャレンジが始まる!」とコメント。涙で言葉を詰まらせながら、授業を締めた。
次回は、4月23日(日)夜9:58から放送。2世タレント・仁科克基がしくじり授業を開講する。
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