連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り) 1月10日放送の第48回では、謎多きトランペット奏者・ジョー(オダギリジョー)のルーツが明かされ、注目を集めた。(以下、ネタバレがあります)
「カムカムエヴリバディ」は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈をヒロインに、3世代約100年にわたる女性たちの人生を描く。現在はるい(深津)がヒロインを務める“るい編”の第11週「1962-1963」を放送中。
ジョーの吹く「On the Sunny Side of the Street」を聴いて母・安子(上白石)の記憶を思い出してしまったるい。第47回ではジョーに「あなたのせいです。忘れたかったのに。忘れるために、岡山を出たのに」と強い言葉もぶつけたが、すでにるいの中でジョーの存在は大きくなり始めていた。
地蔵盆の日にまた再会することになった2人。第48回でるいは、たこ焼きのソースのシミをシャツにつけてしまったジョーを、「竹村クリーニング店」に招き入れた。
シャツを丁寧に洗い「今日のうちに乾く思いますから」と干するいを見ながら、ジョーはぽつりぽつりと話し始めた。
「特別なんや、僕にとっても『On the Sunny Side of the Street』は」「僕の一番古い記憶は『On the Sunny Side of the Street』なんや。今でも耳によみがえる。あのイントロの高らかなトランペット。シンガーでもないおじさんがマイク奪って歌い出して。みんな圧倒されてた」
NHK出版
発売日: 2021/10/25