また、日本語を一切使わず、英語とスペイン語だけを話す役で参加した感想を聞かれ、城田は「本当に僕のためのような役みたい(笑)。逆に僕以外のキャスティングの案があったのであれば知りたいくらい。ありがたいことに僕自身も母親がスペイン人なのですが、スペイン語でお芝居をすること自体も初めてでしたし、すごく楽しかったですね。日本語をしゃべらないというのが不思議でしょうがない」と振り返る。
続けて「セッティング中は皆さんと和気あいあいと話をして、本番になると日本語が分からないていでお芝居をしないといけないので、なかなかその辺のバランスは大変でしたけど、監督の的確なディレクションの下、とてもすてきな作品に携われたなと、この前(映画を)見ながら思いましたね」としみじみと語った。
そんな城田について、東出は「アドリブでもご自身でスペイン語のせりふを提案されたりしていましたよね」と感心しきりで問い掛けると、城田は「日本語だけの作品だったとしても、現場でアドリブをやったりするじゃないですか。今回はスペイン語しかしゃべらないわけで、自発的に『こういうのどうですか?』とか、現地にいたスペイン人のエキストラの方と相談しながら作らせていただきました」と明かした。
そして長澤から「他のキャストもスペイン語の発音を現場で教えてもらいました」と言われると、城田は「まさみちゃんもすごく頑張ってくれたよね。僕はだいぶ厳しく…やっぱり格好よく見えてほしかったので、ちょっと厳し目に(指導した)」と振り返る。
さらに、「あと英語の先生も時々してくれましたよね。助かりました」と長澤に感謝され、「いえいえ。すみません、なんかもう…。一応マフィアの役で、悪い人です(笑)」と照れ笑いしていた。