殺風景役・山田杏奈コメント
ひとつの空間の中での会話劇、という題材にわくわくしました。
台本を初めて読んだ時ひとつのシーンと台詞の長さにまず驚いてこれまでで一番台詞を覚えるのに苦労しました。
殺風景のクールさととある目的のための意志の強さを大切に演じさせて頂きました。
各話魅力的なキャラクター、会話の中でひとつの真相が見えてくる面白さを是非楽しみにしていただければ幸いです!
加藤木役・奥平大兼コメント
初めて連続ドラマの主演を務めさせて頂けるとわかったとき、とても嬉しかったのと同時に今までよりも強く責任感を感じました。
初めて台本を読んだ時に、特殊なシーンが目に止まりました。
台本を読みながら「このシーンはどうなるんだろう」などと一人で考えて楽しんでいました。 そして僕が演じる加藤木は至って普通っぽい子ですが、山田杏奈さん演じる殺風景は特殊な役柄なので実際にお芝居をするまで空気感やテンションなども予想がつかなったので色々な不安はありました。
でも現場に入って時間が経つにつれ、特殊な殺風景を相手にするのが楽しくなっていきました。
今回、全体的に長くて独特な台詞回しがとても印象に残っています。
そこにキャラクターの個性が加わっていて、色々な場面で見応えがある作品だと思います。 ひ楽しんで見て貰えたらと思います!
原作・青崎有吾氏コメント
『早朝始発の殺風景』は、「気まずさ」をテーマにした青春ミステリーという、ちょっと変わったお話です。
この気まずさが難物でして、空気感や間合いなど、文章ではなかなか表現しづらい。 役者さんが演じたらどうなるのだろう、とこっそり気になっていました。今回答えを知れるので、わくわくしています。というか主演が山田さん&奥平さんなのでわくわくを通り越してびびっています。台詞量が多くてごめんなさい。
原作のエピソードはすべて密室劇で、それが最後に開かれます。 現実でも家にこもりきりの状況が続いていますが、ドラマが放送されるころには、登場人物たちと同じように晴れやかな気持ちで外に出たい。そんなことも祈っています。