<おかずのクッキング>48年の歴史に幕…2022年3月をもって終了決定 土井善晴氏「一生懸命できたことを誇りに思います」
“おふくろの味”という言葉を世に広めた料理研究家・土井勝氏が司会を務め、1974年4月に放送開始、1993年春から司会が勝氏の次男である料理研究家・土井善晴氏へと引き継がれ、親子二代で48年間続いてきた長寿料理番組「おかずのクッキング」(毎週土曜朝4:55-5:20ほか、テレビ朝日系ほか)が、2022年3月の放送をもって終了することが分かった。長年にわたって番組を通じ、家庭のおかずの作り方を伝授してきた土井善晴氏は「番組が終わることはとても残念ですが、一方で、いつも一生懸命できたことを誇りに思います。いつも番組を見ていただいた皆様に心よりお礼申し上げます」と感謝を込めた。なお、同番組のテキスト本も1月21日(金)発売の号が最終号となる。
同番組は、「土井勝テレビお料理教室」というタイトルで土井勝氏が司会を担当し、1974年4月に放送スタート。当時は毎週月~金曜の夕方5分間の帯番組として放送され、勝氏の優しい関西弁と家庭料理のレシピが人気を集めた。
善晴氏は、勝氏が司会を務めていた1988年4月に番組初出演。その後、1993年春に司会を引き継ぎ、司会として“家庭料理は愛情”という父の精神を大切にしながら、現代の暮らしに合う日本の家庭料理を追求してきた。
2000年10月以降は毎週1回放送の25分番組というスタイルになったが、善晴氏の軽妙な語り口と作りやすいレシピで長年、幅広い層に親しまれてきた。
番組終了に伴い、善晴氏がコメントを寄せた。