内村航平選手が、東京体育館にて開催する現役ラストステージ「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」をABEMA内SPORTS LIVE1 チャンネルにて、3月12日(土)昼1:00から独占生中継することが決定した。
オリンピック2連覇、世界体操6連覇などの実績を残し、日本の体操界を牽引してきた内村選手は、30年にわたる競技人生に幕を下ろし、引退することを発表した。1月14日に行われた引退記者会見では、体操人生をふり返り「競技人生に満足ができているかでいうとそうではない」「『あの時もっとやれただろ』と思っています」とコメントしている。
また、これまでいちばん記憶に残る演技については、2011年の世界体操競技選手権と2016年のリオデジャネイロオリンピック個人総合のふたつを挙げ、「そのころの感覚や視界が、今も記憶に残っている」「2011年は、今まで感じたことがないくらいの“ゾーン”を感じました。朝起きる2、3分前から、今日は何をやってもうまくいくという感覚で目覚めて、試合が終わるまですべて、自分の思いどおりになりました」「これは一生出ないと感じた、すごい日でした」とコメントし、リオデジャネイロオリンピックについては、「リオは、あれだけの点差を逆転できたのもそうですし、オリンピックの歴史にも名を残せる激闘で、オリンピックの会場をふたりで支配することができたのが記憶に残っています。今後、味わえないだろうなと感じていた」と当時を振り返った。
さらに、今回、引退試合をやろうと思った理由として、「体操選手が引退をするときに引退試合のような場所がなかったので、『KOHEI UCHIMURA THE FINAL』をとおして、今後、引退していく選手たちには、それがスタンダートだと思って、目標にしてもらいたいです」と明かし、最後の舞台で6種目をやろうと思った理由については「僕自身はオールラウンダーとしてやってきたので、6種目をやりたいと思いました」「6種目の練習をやることがふつうだと思ってやっていましたし、体操は6種目やってこそだと思っています」「後輩たちにも受け継いでほしいですし、体操が心底好きだから、6種目をやろうと思いました」と体操への想いを語ってくれた。
体操への熱い想いを語った内村選手が、長きにわたる現役生活最後の舞台に選んだ、3月12日(土)東京体育館開催の「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」で、ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、そして最後は、内村選手の真骨頂である鉄棒の全6種目すべての競技に登場を予定している。世界中から絶賛される“美しい体操”をとおして、体操人生の最後に、内村選手はどんな言葉を届けてくれるのか、「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」に向けて、内村選手は以下のようなコメントを寄せている。
3月12日(土)昼1:00-5:00、SPORTS LIVE1 チャンネルにて独占生中継
(※配信時間は変更の可能性あり)
大会ホームページ:http://uchimura-kohei.com/thefinal/
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