小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-9:00ほか、NHK総合ほか)の第2回「佐殿の腹」が1月16日に放送された。北条義時(小栗)の姉・政子(小池栄子)が「どうしても話したい」と八重(新垣結衣)の元へ向かい対面。源頼朝(大泉洋)をめぐる静かなる“女の戦い”に、多くの視聴者がゾクゾクさせられた。(以下、ネタバレがあります)
“小骨を取る女”政子が頼朝への恋心を募らせる
三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」は、頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした男・義時と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。第2回もSNSには「#鎌倉殿の13人」「八重さん」「義時くん」等の関連ワードが並び、トレンド入りを果たして話題となっている。
前回、姿を一目見て以降、頼朝にゾッコンの義時の姉・政子。「佐殿をお支えしとうございます」と決意を固めた政子は、頼朝の好物を知るとその料理を作ることに精を出す。小骨が気になるため「アジは好まぬ」と頼朝が言えば、「小骨は抜いておきましたよ。佐殿はアジがお嫌いなのではなく、小骨がお嫌いなのでしょう」と、細やかな気遣いを見せる。
義時は姉が頼朝に心を寄せて近づいていくことに不安を覚えるが、政子の勢いは止まらない。頼朝の子を産んだ最初の妻・八重の元へ足を運び、「佐殿の御心は既に八重様から離れておいでです」と直接伝えに行く。
八重は「伊東から北条へ乗り換えたということか。何もかも」と声を荒げずに悟り、頼朝の性格や「寝汗をかく」等の近くにいた女性にしか知らないプライベートな話を伝えて、精いっぱいのプライドを見せた。
視聴者はSNSで「あそこで寝汗トークはゾクゾクするわ」「政子の押しの強さよ…」「好きな物をそのまま出されていた頼朝が小骨を取る政子と出会ってしまった」など、政子のやり手ぶりに驚いていた。
NHKエンタープライズ