役作りを振り返り「減量して自分の身としてちゃんと味わい、役として消化できたと思います」
同作は、四季が移り変わる1年をかけ、映画の中の10年間を撮影したという。小松は、「茉莉という役を演じ終えたあとは、抜け殻状態というか、燃え尽きたという気持ちが大きくて。次の仕事にすぐには進めないくらい不思議な経験でした」と振り返り、「大好きな現場でしたし、ここにいる皆さんと一緒にひとつの大切な作品を作れたというのは、宝物になりました」と思い出を語った。
また、病状が悪化していく茉莉を演じるために減量を行ったという小松。「持参したごはんを食べていたんですけど、うなぎの差し入れとかを『いいな』『美味しそうだな』と思いながら見ていました」とストイックな姿勢を明かした。
「もっと計り知れないと思うけど、苦しさだったりとか、いっぱいいっぱいになってしまう気持ちだったりとかを、減量して自分の身としてちゃんと味わい、役として消化できたと思います」と話し、真剣な表情を見せた。
茉莉の母親役を演じた原は、小松のエピソードを聞きながら思い出し泣き。「みるみる痩せていくわけ。途中で心配になっちゃって、『終わったら美味しいもの食べに行こうね』って言いながら頑張ったよね」と当時のことを語った。
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