多くの人を感動の渦に巻き込んだドラマ「最愛」(2021年TBS系)で、主人公・梨央(吉高由里子)の弟・優を演じ、そのけなげ姿でファンが急増した高橋文哉。2021年12月に発表されたViVi(講談社)「国宝級イケメンランキング」のNEXT部門(22歳以下が対象)で、1位を獲得するなど、ネクストブレーク俳優の一人として、最も注目を集めている。
ことしも、現在放送中のドラマ「ドクターホワイト」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)や、映画「牛首村」(2月18日[金]公開)に出演するなど、今後の活躍も目が離せない。
――2021年は4本のドラマ、2本の映画に出演するなど大活躍でした。
2021年は本当にいろんな役をやらせていただいて実のある1年でした。1月に「夢中さ、きみに。」(MBSほか)に出演しましたが、あれが1年前とは思えない、気持ち的には2年前くらいの感覚です(笑)。あとプライベートでは二十歳になったというのも大きかったです。
――昨年は特に、「最愛」での演技が注目を集めましたね。
SNSのフォロワーもすごく増え、街に出ても声をかけられるようになりました。やはり多くの方が見ていたのだと改めて感じ、そういう作品に出られたことは幸せだったと思いました。僕にとってこの作品こそ“最愛”そのものですね。本当に出会えて良かったと思いますし、参加できて良かったです。自分の中でいろんな財産が増えました。
――物語はもちろんですが、ロケも多く美しい場所が作品を彩る作品でした。
僕は(岐阜の)白川郷には行けなかったんですが、優が住んでいた寮のロケ地が山梨だったり、本当に色んな場所に行って撮影をしました。やっぱりその場の空気を感じてお芝居ができるというのは、すごく面白かったです。
引きの画も多く、撮られているときはどういう風に使われるかが想像できなかった部分もあったり、僕らが現場でモニターで見ていたら気づかなかったことも、完成されたドラマを見るとこう映るんだと改めて勉強になることも多かったです。
――「最愛」では吉高由里子さんを初めとした先輩たちの演技を間近に見られたこともいい刺激になったのではないですか?
もちろん、皆さんのお芝居を受けて自分の芝居ができたというのはすごく成長できたし、光栄でした。台本を読んで、姉ちゃん(吉高由里子)だったり、大ちゃん(松下洸平)、加瀬さん(井浦新)と一緒にいる優を僕なりに考えていっても、現場で吉高さんや松下さん、井浦さんは軽く超えてくるというか…。
台本を読んで、役のことをいくら考えても、やはり現場でお芝居をしてみると、また違うんです。受けてくれる相手によっても芝居は変わるし。自分を誰かに見てもらったときに初めて感じることもたくさんありました。そういう部分で改めてアウトプットすることの重要性をすごく感じました。