――ご自分が大切にしている軸はどんなものですか?
“なるべく笑っとく”とか(笑)? でも、ちっちゃいことでも続けていくとその人間を形成していって、全員唯一無二になっていくと思っています。風呂光が感じている、流されてしまう抗えない現実と、流されずに自分を持っていたいという気持ちのせめぎ合いみたいなものは、自分のなかにもあるように感じました。それから、人と比べないとか、競争は好きじゃないという思いは、持とうとしなくても、常に自分のなかにある柱ですね。
――菅田将暉さんが、今回の伊藤さんが一番キレイに見えたとおっしゃっていましたが、どう感じられましたか?
そう言ってくださっているみたいですね。うれしいです! ひたむきに見えたのなか?と思います。そういえば、「すごく二枚目に見えたね」と、菅田さんからも言われました。少し前に「ネプリーグ」でお会いした時には「『ミステリ―』でファンが増えるんじゃない?」とも言われたので、期待してます(笑)。
――現場では松也さんがかなり面白かったそうですが、いかがでしたか?
撮影中、めちゃくちゃ笑かしにきていましたし、松也さんは現場でトップで面白かったです。もちろん、池本という役に沿った面白味になっているのですが、池本のキュートさや憎めない感じが出ていると思います。第1話でいうと、世のお母さん方を敵に回すゴミ出しの話をして、整からアドバイスをもらうのですが、分かっていない人が分かるまでのちょっとした時間を松也さんが演じるとかわいらしくなるんですよ。しかも松也さんはかっこよさもあるので、全部持ち合わせていて、ズルいなと思います。