このアルバムが、人生を表している気がします
——1stアルバムの『That’s Life〜それも人生じゃん〜』には、過去にリリースした14曲に加えて、新曲3曲を収録。新曲の「笑ってサヨナラ」はメンバー全員で歌っている、再会を約束したとても爽やかな楽曲です。
金田「吉本坂らしいな、という曲ですよね。悲観的にならず、ポジティブなメッセージで」
まちゃあき「最後にこういう壮大な曲ができて、大団円な感じがしてうれしかったです」
斎藤「みんなで歌える歌が、今までなかったから」
田中「リリースする時期もいいですよね。ぜひ卒業式で歌ってほしい」
まちゃあき「2期生も一緒に歌えたことも、1期生の我々からすると『やっとできたな』という気持ちでうれしいよね」
斎藤「2期生には申し訳なかったもの。2019年末に加入して…」
田中「すぐコロナ禍だもんね。ほぼ活動できなかった」
斎藤「そう考えると、報われて良かったですよ」
まちゃあき「2期生が『笑ってサヨナラ』してくれれば、充分だよね(笑)」
——最後に、アルバムのタイトルにかけて「それも人生じゃん」と思ったことは?
まちゃあき「冬眠するのはとても寂しいことですけど、また新しく始まることもきっとあるはず。このアルバムが、人生を表している気がします。ここが終わりじゃなく始まりなんだ、それもいいじゃんって」
金田「僕は今年の正月、99.9%見られると評判のホエールウォッチングに行ったんです。島の高台2カ所から監視して、クジラが見えた瞬間に船を出すからほぼ確実に見られる。僕らはその連絡を受けて、99.9%見られるスポットへ向かったんですが、残りの0.1%を引きました。見えなかった。同船していた案内の人が『4〜5年この仕事をやってますけど、見られなかったのは初めてです』と言っていました。でも、逆にすごい確率です。0.1%を引く人はこういう人なんですねと言われて、『こういう人生もアリだな』と思いました。99.9じゃなくて、残りの0.1を引ける人生」
斎藤「芸人向きの人生だよね」
金田「そう思います」
斎藤「確かに“失敗して当たり前”というところからスタートするのは、この世界ではよくあることだから」
まちゃあき「成功の方が少ないですからね、この世界」
斎藤「今は受験とかで、悩んでいる人も多いと思うんです。僕も受験を失敗して、当時は人生おしまいだと思っていたんですけど、今となっては受からなくて良かった。就職の面接もハイブランドをいろいろ受けて、全部落ちて。でもそこで受かっていたら、今はなかったわけで。受験に失敗したり、人生の予定が狂ったと考えている人もいると思いますが、予定が狂ってからが始まりというか」
まちゃあき「失敗の中に成功の種があったりするから」
斎藤「そうなんですよ」
金田「人間万事塞翁が馬!」
斎藤「そうだね。『負けた方がラッキー』くらいの考えでいいというか、それも人生じゃんという感じですかね」
田中「何でも思い通りにはいかないですからね。僕もお笑いをやるつもりはなかったし、何なら就職が決まっていたのに、相方に誘われたからこの道に入ったんです。ところが相方はネタも作ってくれないし、何もしてくれない(笑)。それも人生じゃんというか、僕が頑張ればいいんだと吹っ切れて。おかげで、いろんながんばり方を学んだ気がします」
【2月2日(水)16:00】
記事初出時、一部表記に誤りがありましたため修正いたしました。関係者ならびに読者の皆さまにお詫び申し上げます。
■2月2日(水)発売
吉本坂46『That’s Life~それも人生じゃん~』
価格=3900円
発売元=ソニーミュージック・レーベルズ
収録曲●笑ってサヨナラ/今夜はええやん/君の唇は離さない/STRAY SHEEP/現在地/好きになってごめんなさい/やる気のない愛をThank you !/永遠のゴールドラッシュ/不能ではいられない/イケメン騎士団/やっとここまで/どつくより笑わせろ/抱いてみるかい?/泣かせてくれよ/誰を殴ればいい/バーボンソーダ/めっけもん
公式HP
http://yoshimotozaka46.com/