吉本坂46が“冬眠”前に活動を振り返り!斎藤司「メンバー同士が結婚しちゃうアイドルって、あり得ないよ(笑)」

2022/02/02 12:00 配信

音楽 アイドル インタビュー

インタビューもテレビを見ているかのような気持ちになるほど面白い4人でした 撮影=藤田亜弓

このアルバムが、人生を表している気がします


——1stアルバムの『That’s Life〜それも人生じゃん〜』には、過去にリリースした14曲に加えて、新曲3曲を収録。新曲の「笑ってサヨナラ」はメンバー全員で歌っている、再会を約束したとても爽やかな楽曲です。

金田「吉本坂らしいな、という曲ですよね。悲観的にならず、ポジティブなメッセージで」

まちゃあき「最後にこういう壮大な曲ができて、大団円な感じがしてうれしかったです」

斎藤「みんなで歌える歌が、今までなかったから」

田中「リリースする時期もいいですよね。ぜひ卒業式で歌ってほしい」

まちゃあき「2期生も一緒に歌えたことも、1期生の我々からすると『やっとできたな』という気持ちでうれしいよね」

斎藤「2期生には申し訳なかったもの。2019年末に加入して…」

田中「すぐコロナ禍だもんね。ほぼ活動できなかった」

斎藤「そう考えると、報われて良かったですよ」

まちゃあき「2期生が『笑ってサヨナラ』してくれれば、充分だよね(笑)」

——最後に、アルバムのタイトルにかけて「それも人生じゃん」と思ったことは?

まちゃあき「冬眠するのはとても寂しいことですけど、また新しく始まることもきっとあるはず。このアルバムが、人生を表している気がします。ここが終わりじゃなく始まりなんだ、それもいいじゃんって」

金田「僕は今年の正月、99.9%見られると評判のホエールウォッチングに行ったんです。島の高台2カ所から監視して、クジラが見えた瞬間に船を出すからほぼ確実に見られる。僕らはその連絡を受けて、99.9%見られるスポットへ向かったんですが、残りの0.1%を引きました。見えなかった。同船していた案内の人が『4〜5年この仕事をやってますけど、見られなかったのは初めてです』と言っていました。でも、逆にすごい確率です。0.1%を引く人はこういう人なんですねと言われて、『こういう人生もアリだな』と思いました。99.9じゃなくて、残りの0.1を引ける人生」

斎藤「芸人向きの人生だよね」

金田「そう思います」

斎藤「確かに“失敗して当たり前”というところからスタートするのは、この世界ではよくあることだから」

まちゃあき「成功の方が少ないですからね、この世界」

斎藤「今は受験とかで、悩んでいる人も多いと思うんです。僕も受験を失敗して、当時は人生おしまいだと思っていたんですけど、今となっては受からなくて良かった。就職の面接もハイブランドをいろいろ受けて、全部落ちて。でもそこで受かっていたら、今はなかったわけで。受験に失敗したり、人生の予定が狂ったと考えている人もいると思いますが、予定が狂ってからが始まりというか」

まちゃあき「失敗の中に成功の種があったりするから」

斎藤「そうなんですよ」

金田「人間万事塞翁が馬!」

斎藤「そうだね。『負けた方がラッキー』くらいの考えでいいというか、それも人生じゃんという感じですかね」

田中「何でも思い通りにはいかないですからね。僕もお笑いをやるつもりはなかったし、何なら就職が決まっていたのに、相方に誘われたからこの道に入ったんです。ところが相方はネタも作ってくれないし、何もしてくれない(笑)。それも人生じゃんというか、僕が頑張ればいいんだと吹っ切れて。おかげで、いろんながんばり方を学んだ気がします」

【2月2日(水)16:00】
記事初出時、一部表記に誤りがありましたため修正いたしました。関係者ならびに読者の皆さまにお詫び申し上げます。