「ウケなかったら僕ら千鳥の責任」スタッフを責めない、MCとしての覚悟と矜持
――冠番組の多さから、巷では「千鳥は天下を獲った」と言われることもありますが、このことについてどう思いますか。
ノブ:天下ねぇ…何をもって天下というのか。今、「天下獲るぞー!」って言ってるのなんて、ノブコブの吉村(崇)くらいじゃないですか(笑)。何が天下なのかもわからない時代ですけど、芸人としてやりたかった番組をいっぱいやらせてもらっていることは誇りに思います。20歳の頃にコンビを組んでデビューした時にやりたいと思っていた仕事ばかりをやらせてもらっていて、うれしいですし、充実感があります。ただ、それが天下なのかどうかはわからないですね。
大悟:失礼でしかない言い方ですけど、天下獲ってたらこんな服(「チャンスの時間」の衣装)を着ていません(笑)。だからまだ獲れていないです(笑)。
――千鳥さんは「いろはに千鳥」などといった多くの番組で、スタッフさんとの信頼関係が強いイメージがあります。スタッフさんと関わるうえで意識していることはありますか。
ノブ:やっぱり、とんねるずさんを見て育った世代なんで、スタッフをいじりたいんですよ。そのノリがテレビ画面越しに伝わっているのかもしれないです。
大悟:何も考えてないし、特別なことはしてないです。でも、ウケなかったら結局は僕ら千鳥のせいなので、「この企画のせいですべっとるやないかい!」って言うことはないですね。「企画を面白くできなかった千鳥」ということで、恥ずかしそうに帰っていくだけです(笑)。
千鳥が語る『チャンスの時間』「他の番組スタッフが嫉妬している」「お笑い界で一番最先端の番組」
――最後にそれぞれ「チャンスの時間」への思いをお聞かせください。
大井:僕は、他の千鳥さんが出ている番組をしっかり見ていて、作っている人たちにヤキモチを焼いてます。「広瀬すずを映さないって企画をやるのか。面白いこと考えたな」と悔しく思ったり。だからこそ、千鳥さんから「『チャンスの時間』は面白い」という評価だけがほしいんです。あとは、出演してくれた次世代の芸人さんたちがABEMAから地上波へ行った時の糧になるような、出てくれた人にとっての“チャンスの時間”になる番組にしていけるように頑張っていきたいです。
斉藤:積極的に若い芸人さんたちを起用していきたいです。若手が何かのきっかけで「バンッ!」と跳ねた時が1番うれしいし楽しいと感じるので、今後もそういう瞬間をたくさんお届けしていけたらと思います。
ノブ:「チャンスの時間」は企画がとにかく面白いんです。僕からしたら、この番組の企画こそ、他の番組のスタッフさんたちが嫉妬していると思います。なので「これからもお願いします」という感じですね。
大悟:実は、お笑い界で一番最先端の番組じゃないかなと。「チャンスの時間」に出てくる芸人は、これから売れるやつばっかりで、面白くない芸人に会ったことがないんです。これからお笑い界で活躍する人たちがいち早くわかるのが「チャンスの時間」だし、僕にとっては、飲み後輩がどんどん増えていくありがたい番組です(笑)。
文=こじへい
千鳥「チャンスの時間」
毎週日曜夜11:00-0:00、ABEMA SPECIALチャンネルにて放送▼「チャンスの時間」
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