2月4日、都内で映画「鹿の王 ユナと約束の旅」初日舞台あいさつが行われ、竹内涼真、安藤雅司監督が登壇。二度の公開延期を経ての初日ということで、喜びの言葉や作品への思いが語られた。また監督から竹内へ、イラスト色紙をプレゼントするサプライズも行われた。
壮大な世界観を映像化
同作品は、2015年度本屋大賞、日本医療小説大賞をW受賞し、シリーズ累計250万部を突破している上橋菜穂子のベストセラー巨編「鹿の王」を、映画「もののけ姫」(1997年)、映画「千と千尋の神隠し」(2001年)、映画「君の名は。」(2016年)などを手掛けた異才のアニメーター・安藤が監督デビュー作として映像化した長編アニメ。
壮大な世界観の中に謎の病を巡る緻密な医療サスペンスと感動の物語が組み込まれた唯一無二の冒険大作で、堤は物語の主人公の孤独な戦士・ヴァンを堤真一が、もう一人の主人公の謎の病の治療法を探す天才医師・ホッサルを竹内が、抗体を持つ者を追う暗殺者・サエの声を杏がそれぞれ演じる。
竹内涼真「やっと公開できて皆さんの元に届いたと実感しました」
初日を迎え、お客さんを前にした竹内は「やっと公開できて、皆さんの元に届いたと実感しました。すごくうれしいです。2年間延期になってしまい、公開するまですごく大変な道のりだったと思います。スタッフの皆さんに一回『お疲れさま』と言いたいです」と、感謝とスタッフへの労いの言葉をかけた。
ガチガチに緊張した様子の安藤監督も、ほほ笑む竹内に見守られながら「(公開を)迎えることができて本当にうれしいです」と喜びを伝えた。