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「TVer」月間再生数2億回超え!ユーザー層やランキング集計方法など“中の人”にいろいろ聞いてみました

2022/02/14 21:00

「TVer」の気になる疑問を直撃
「TVer」の気になる疑問を直撃

「最新回は『TVer』で無料配信中。マイリスト登録もお願いします」――ドラマやバラエティで、そんなナレーションをよく耳にするようになった。「TVer」とは、テレビ局を横断した番組の無料動画配信サービス。2015年に開始され、2021年10月には月間の動画再生数が初めて2億回を突破。近年急速に浸透していったこの「TVer」というサービスは、一体どのように利用されているのか。番組を配信する・しないの判断は誰が行っているのか。そして番組サイドの「TVer」に対する印象はどのように変わったのか…。「TVer」の“今”や素朴な疑問を、株式会社TVer サービス戦略部 部長の渡辺実氏に直撃した!

「TVer」の現在の利用状況は?――「一番多いのはM2・F2層だが、若年層も」


渡辺氏:2021年10~12月だと、視聴者層はM2・F2層(35~49歳男性・女性)が一番多く、その次がM1・F1層(20~34歳男性・女性)、M3・F3層(50歳~男性・女性) となっています。いわゆる人口ピラミッドやテレビの視聴者層とは違って、T層(15~19歳男性・女性)やF1層も多いというのが特徴ですね。

利用時間や曜日の傾向として多いのはやはり、ドラマでもバラエティでも番組が配信された直後です。ただ、平均して多いのは週末。好きな番組を一気にご覧になる方もいます。夜7時や8時の“ザ・ゴールデンタイム”の番組を、少し置いて夜11時頃から見られる方も多いです。

番組を「TVer」で配信するかどうかは誰が決める?――「テレビ局が決めるが、オリジナル特集も提案」


渡辺氏:基本的にはテレビ局が決めるのが大ルールですが、過去の作品で特集を組むときなどは、こちらから提案することもあります。たとえば2021年の年末にお届けした「呪術廻戦」特集は、局とがっつり組んで実施しました。一方、さまざまな局の番組が混在している特集は、ほぼ「TVer」側から各局に企画を持ち込んで成立しているものですね。

番組の配信期間もテレビ局が決めています。われわれとしても配信期間を延長したいのですが、さまざまな権利の問題があり、権利者への使用料の分配をどうしていくかという課題もありまして。ですので、現在2週分配信されている番組は、テレビ局の中で権利関係をクリアにした上で配信されているものです。

下に続きます

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