俳優の長谷川京子が2月15日、都内にて開催されたNetflixシリーズ「金魚妻」配信記念イベントに、篠原涼子、岩田剛典、安藤政信と共に出席。安藤との6時間にも及んだ撮影シーンを振り返った。
原作は、さまざまな事情と思いを抱える女性たちの不倫愛を題材とした黒澤Rの同名漫画。主人公・さくらを篠原が、ある事情からさくらに挑むような態度を取るゆり葉を長谷川が演じる。
「オープニングから結構センセーショナルなシーンがある」と明かす長谷川。「私がやらせていただいた回で、彼女のキャラクターがしっかりと描かれていると思うので、流れで見ていただけるとすごくうれしい」と自身が演じるゆり葉の魅力をアピールした。
今作には刺激的なシーンが多いという話題では、安藤が「センシティブなシーンは僕も初めてじゃなく、ずっと映画とかいろいろやっていると、そういう経験はすごくあった」とした上で、「とにかくいつも考えているのは、ものすごく女性に負担がかかるシーンだと思うから、できるだけ男の俳優がフォローしようということ」と明かす。
さらに、今作の監督について「センシティブシーンの角度とかタイミングというのもものすごくこだわっていた方」と振り返り、「僕と長谷川さんは6時間くらいほぼ下着状態というか裸のまま。シャワー室のシーンだったんですけど、立たされていた」と長丁場の撮影であったことを告白。
長谷川も「ここまで綿密に作ってくださるんだなというのは私もすごくびっくりしたし、興味深かったです」と振り返った。
また、長谷川は「本当に安藤さんと6時間くらい(笑)。私、その後にまた自分の回で深水(元基)さんともセンシティブシーンがあったんですけど、それも6時間くらい監督がこだわって」と回顧。
「やはり男性がすごく気を使ってくださるので、本当に大変といえば大変でしたけど、本当に流れるように美しいシーンでした。安藤さんとは、どちらかというと割と暴力的なシーンで、私の回でさせていただいたセンシティブシーンでは愛のある行為。動きとか撮り方とか照明とか、いろいろな効果で全く違うものになるんだなというのは、今回すごく面白かったです」としみじみと語っていた。
Netflixシリーズ「金魚妻」はNetflixにて全世界独占配信中。
◆取材・文=山田健史
東宝