4月28日(水)に4thシングル「I4U(アイムフォーユー)」をリリースする、アニソンシンガー・MICHIにインタビューを行った。
「I4U」は4月からスタートしたTVアニメ「つぐもも」(アニマックス、TOKYO MXほか)のエンディングテーマに起用されている。デビューのきっかけや今回のシングルに対する思いなどを語ってもらった。
――まずは自己紹介をお願いします。
沖縄出身のアニソンシンガー・MICHIです。テレビアニメ「六花の勇者」(TOKYO MX)のエンディング歌手オーディションがあって、その頃はまだ沖縄に住んでいたんですけど、合格することができまして、デビューしました。
もともと歌手になるのが小さい頃からの夢で、高校生の頃から特にアニソンを歌いたいなって思い始めました。
――なぜ歌手になろうと思ったんですか?
お母さんがダンスのインストラクターをしていたということもあって、子供のころから音楽が身近にあったことがきっかけです。その当時はやっていた洋楽や、(1980年代)洋楽が朝起きたら流れていて、一日中音楽に溢れた家に住んでいました。
それに街自体も「音楽の街」と言われているくらい音楽が盛んな場所で、ORANGE RANGEさんなど、特にバンドが有名な土地です。街にも家にも音楽が溢れていたので、気が付くと自然と歌手になりたいと思うようになっていました。言葉にするとものすごく恥ずかしいんですけど…(笑)。
――では、最初からその業界に憧れていたというより、自然と入ってきちゃったという感じなのですね。その中でなぜアニソンを?
小さい頃からアニメが好きで、ずっとアニソンを聴いていました。でも、高校まで“アニメ好き”ということを隠していたんです。でもふとした時に会話の中で親友たちが実はアニメオタクだったことが判明したんですよ!!(笑)
――みんなも隠していたんですね!(笑)
はい。みんな隠していたんですよ。だからカラオケとかでは、そのときはやっていたJ-POPを歌ったりしていたんです。みんな早く言ってよ~!!みたいな気持ちでした(笑)。
その子たちがきっかけでもっともっとアニメにのめり込むようになり、深夜アニメというものを知り…。
そのとき私たちがはまっていた「銀魂」「ソードアート・オンライン」「BLEACH」「青の祓魔師」などなど、テーマ曲を歌っているバンドさんの曲を流して、テレビでアニメも流して、アニソンフェスごっこのようなことをしていました(笑)。
そのとき、みんながいつもは見せないようなはしゃぎっぷりというか、笑顔だったり、ノリ方だったり、体を動かして声を張り上げて盛り上がっているのを見て、私はこうやってみんなのことを笑顔にできるアニソンシンガーになりたいなと思ったのがきっかけで、アニソンシンガーを目指しました。
――アニソンシンガーの方で憧れとか好きな方はいらっしゃるんですか?
技術面・パフォーマンス力・トーク全て含めて尊敬しているのは、TRUEさんと三森すずこさんです。
私、三森すずこさんがいまだに声優さんだということが信じられなくて…歌唱力もそうですし、パフォーマンス力、トークも面白いし、お人柄も本当に優しくて、さらに声優さんをやっているの!?と疑いたくなるくらい、パーフェクトな方だなと思います。
TRUEさんは生歌を聴いて初めて鳥肌が立ったアーティストさんです。ラジオやイベントでよくご一緒させていただくのですが、いつもとっても良くしてくださいます。
――これまですごく気持ちよく歌えたなってライブはありますか?
「音霊」です! 去年の「音霊」に初出演させていただいたんですけど、ターニングポイントと言ってもいいくらい、私の中でいろいろと変わりました。
それまでずっとライブはこうでなければいけない、って私の中で固定概念があったんですが、海・青空・夏は私を自由にしてくれました!(笑)
やっぱり沖縄出身なので、海や太陽を見るとテンションが上がっちゃうんです。盛り上がりがピークに達したとき、フィルターというかリミッターが解除されちゃって(笑)、頭を振って、体を動かして全力ではしゃぎまくったんですよ。
そうしたらスタッフの方々が「今日のライブは本当に良かった! 最高だった!」と仰ってくださって、ライブってこれなんだ、ありのままを出していいんだということを知ることができました。
――では、シングルの話について。今回の「I4U(アイムフォーユー)」はどんな曲でしょうか?
今回もElements Gardenさんに作っていただいて、王道なアニソンになっています。
――王道ってどういうことですか?
すごいアップテンポで、ノるところが分かりやすいと言えばいいのかな。初めて聴いた方でもすぐノれちゃうような、声が出せちゃうような、ライブで盛り上がるような曲になっています。
――特にお気に入りの部分ってありますか?
お気に入りの部分は、サビの部分で、1番は『唇がI-アイ-伝えたがる「君のため僕がいる」と、なんですけど、落ちサビは『唇がI-アイ-伝えたがる「君のため僕がいるよ」』になっているんですよ。
この曲は4分12秒あるんですけど、その中で「つぐもも」の主人公・かずやくんの心情を歌っていて、曲の中で成長しているんですよね。1番から最後にかけて成長が見られるっていうのが、たまらなくいいです。自分も歌っていてどんどん成長していく感じがかずやくんとリンクしていて、すごく好きです。
あと今回は今までで一番低いピッチでAメロを歌っています。地声よりも低いところなので、最初は歌いづらかったというか、難しかったですね。低い声を出すだけでも必死なのにそこに表現を付けるというのが難しかったです。
――「つぐもも」について。作品はご覧になっていますか?
はい! 元々原作を読んでいました。原作でのバトルシーンがとても迫力満載で、映像になるのを楽しみにしていました。アニメでは、私の想像をはるかに超えるバトルシーンで、手に汗握るような展開に毎週ハラハラしながら見ています!!
さらに、バトル中に流れるBGMもとってもかっこよくって、BGMが加わることでより迫力が増しているなと思いました。
そして、「つぐもも」は“健全なお色気シーン”も魅力の一つなんですよ。これってアニメになるとどう表現されるんだろうって思っていたんですけど、原作通り忠実に再現はされているものの、意外と健全なんです。大人だったらアハハって笑えるけど、思春期の子が見ると、「見ていいのかな?」って思いながら指の間から見ちゃうような(笑)。
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