戸塚祥太が市川海老蔵を語る「海老蔵さんは歴史です!」
さらに、「舞台裏で『最近の中で一番緊張していた』と言っていて。そういうところもかわいいなと思います」と戸塚の一面を暴露。
そんな戸塚は、「歌舞伎の方々のスピード感が(すごくて)…」と緊張の理由を明かし、「稽古に参加する稽古が必要だなと思ったくらい、稽古が本番なんですよ」と大変だったエピソードを告白。「でも、脈々と受け継がれてきた歌舞伎の歴史を肌で感じられたのは、既に僕の中では財産になっています」と、代え難い経験をしたことを笑顔で明かした。
海老蔵は「稽古が既に本番というのは、まさにそうかもしれないですね」と納得しつつ、「で、僕の印象は? すぐ忘れるよね(笑)」と戸塚へツッコミ。
そんな海老蔵に対し戸塚は「すいません、過去一緊張しているので…」と謝りながら、「海老蔵さんは歴史です!」とズバリ。
「海老蔵さんが見得を切るのを一回、本番の近い距離で見させていただいて。それが(東洲斎)写楽の役者絵だったんですよ。『こういうのって誇張して描いているんだろうな』と思っていたけど、リアルに描いていたんだというのを体感しました」と、稽古中の感動エピソードと共に、海老蔵の印象を語った。戸塚からの“べた褒め”に、海老蔵は「光栄です」とうれしそうな表情を見せた。
戸塚祥太「次につなぐようにしっかりと自分の務めを果たしたい」
最後に、戸塚が「これまでもジャニーズからたくさん参加させていただきましたが、次につなぐようにしっかりと自分の務めを果たしたいと思います。六本木で歌舞伎が見られるこの時期をお見逃しなく!」とコメント。
海老蔵が「第4回となりまして、これまでもいろいろな新しいことをしてきました。ここらへんで、古典の中に新しいものを見つけてもらいたいという気持ちが強くあります。古典を見ながら『新しいのかもしれない』という気持ちになってもらえるような六本木歌舞伎になるよう、一生懸命努めたいと思います」と意気込みを語り、会見を締めくくった。
「六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』」は、2月18日から3月6日(日)まで東京・EXシアター六本木にて、3月11日(金)から13日(日)まで福岡サンパレスホテル&ホールにて、3月18日(金)から21日(月)まで大阪・フェスティバルホールにて上演予定。