4月21日放送「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)に映画『チア☆ダン』主演の広瀬すずが出演。モデルとなった福井商業高校のチアリーダー部「JETS」も登場し、パフォーマンスを披露した。
映画『チア☆ダン』は、現在観客動員数100万人を突破する大ヒット。チアダンス未経験の女子高生たちが、熱血教師のもとで奮闘し、初心者からわずか3年で全米優勝を成し遂げたというストーリーだ。番組では、実際にモデルとなったチアリーダー部と顧問の五十嵐裕子先生も出演した。「正直先生は、やっぱり怖い?」と中居正広が生徒たちに聞くと、彼女らは答えに窮していた。中には「五十嵐先生には『JETSをやめたら?』って言われたことはあります」と話す生徒もいた。
ジェッツの転機となったのは五十嵐先生がチアリーダー部の顧問となった2006年。それまでは「可愛い衣装を着て運動部を応援したい」と考える女子生徒が集まっていたバトン部に、五十嵐先生が「福井から全米を目指す」と大きな目標を掲げ、厳しい指導を開始。しかも自身にチアダンスの経験は全くなく、中居らを「そりゃおかしいでしょ」と驚かせていた。そんな中、指導に耐えかねた上級生が全員退部する事態が発生。映画では描かれなかったが退部した生徒の保護者たちが五十嵐先生を顧問から外すよう教育委員会に訴えるまでに発展したという。
残った1年生18人を指導する中で大きな飛躍に繋がったのは、五十嵐先生が生徒に書かせた「夢ノート」。部活のことやそれ以外でも「やりたいこと」「達成期日」などを書き込み、それに向けて努力させた。「高校生くらいになると自分のことを低く査定しがちになる。自分に限界を作らないよう何か目標を持って欲しい」との思いで書かせたところ、生徒たちは自主的に練習に励むようになり、みるみる上達していったという。
中居は広瀬すずに話題を振ると、広瀬は映画で先生役だった天海祐希について、「私たちの先生は天海さんだったので、天海さんが現場に入られると全員シャキッとします」と話していた。中居は「天海さんがそういうタイプじゃないんだけど、物語がそうだからシャキッとしなければいけないのかな」と感想を語った。
福井商業高校チアリーダー部は、2017年も全米大会で7回目の優勝を果たし、5連覇を成し遂げた。番組の最後では、チアダンス部がパフォーマンスを披露し、スタジオ全員が魅了されていた。