──撮影中に、最近は自宅でお魚を焼いて食べるのが日課だという話をしていましたね。
「前は、餃子が大好きだったんですよ。最初は、単純に味の好みが変わったんだなって思っていたんですけど、あらためて考えてみると、"餃子が好きな自分が好き"だったのかもしれないなって。餃子とかラーメンとか、『女の子っぽくない食べものが好きな自分、いいでしょ?』みたいな気持ちが入っていたのもあるのかなぁなんて思ったり(笑)」
──そういうねじれ具合が、絶妙に愛すべき存在だなと思います。
「もちろん餃子もラーメンも好きで食べていたんですけど、ちょっとカッコつけていた部分もあるのかな。最近は焼き魚以外に、レバーとか白子とかも好きになりました。それはそれで、ちょっと大人な自分を無意識で演出してるのかもしれない(笑)」
──ねじれ続けますね(笑)。ところで、今年は自分にどんな変化を期待しますか?
「いいことに目を向けるようになりたいです。今までは、どうしても落ちてしまったオーディションのことをずっと考え続けてしまって。考えれば考えるほど負のループに陥ることも多かったんです」
──今、純粋に楽しいと思える瞬間は?
「友だちと一緒にいるとき、本を読んでいるとき、テレビを見ているとき。ひとつのことに集中して、いらない思考が入ってこない瞬間です。お仕事をしているときも、余計な思考が入ってこないので楽しいです。映画の撮影に入っているときとか、今回みたいな取材とか、集中してそのことしか考えていないから、楽しくいられます」
──ということは、ずっと仕事が続いていくのが自分にとっては理想の世界ですか?
「確かにずっとお仕事があるのは理想のひとつではあるけど、それが本当の幸せなのかどうかは正直わからないです。きっと、お仕事が増えてそれが続いていったら、新しい悩みも増えていくんだろうし。だから、おばあちゃんになって、毎日のご飯のことだけを考えて生きる、みたいなのが一番幸せだと思う。でも、今はもっとお仕事で忙しくなりたいです」
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