菅田将暉“整”の目に導かれる謎解きの面白さに夢中に!<ミステリと言う勿れ>

2022/03/01 12:00 配信

ドラマ レビュー

整(菅田将暉)は恩師に誘われて“ミステリー会”に参加(C) 田村由美/小学館(C)フジテレビジョン

菅田将暉主演のドラマ「ミステリと言う勿れ」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第8話が2月28日に放送された。恩師の天達(鈴木浩介)に頼まれ、ミステリー会に参加することになった整(菅田)。視聴者を謎解きに誘う整の“目”のほか、登場人物たちの目がアップで映し出される印象的な演出がされた。(以下、ネタバレがあります)

恩師に誘われて整がミステリー会へ


同ドラマは、累計発行部数1300万部を突破した田村由美による同名コミックが原作。天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(よみ:くのうととのう)が、淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく、新感覚ミステリーとなる。

第8話もタイトルがTwitterのトレンド上位に入る反響となった。

謎解きを楽しむミステリー会が行われたのは、大学の准教授・天達の友人である蔦(池内万作)の別荘。参加者は、天達、蔦と高校時代の同級生・橘高(佐々木蔵之介)、蔦がネットで知り合ったデラ(田口浩正)とパン(渋谷謙人)、そして天達が整と同様に誘った刑事の風呂光(伊藤沙莉)という面々だった。

菅田将暉の“目”の演技力


蔦が出題した別荘が舞台となった事件の謎を、これまで同様に類まれな観察力で解き明かした整。その事件は蔦の作り話であったが、実はこの別荘で、整を幼少時からかわいがっていた喜和(水川あさみ)が亡くなっていたことが分かる。

天達は整に、「ミステリー会に集う人たちの中で1人だけ嘘をつく人がいるだろうから見ていてくれないか」とひそかに頼んでいた。冒頭で、その頼みが明かされた時に不思議に感じたことが、つながった瞬間だった。

本作では整の“目”がとても印象的だ。整が何かを感じ、考えているのではないかと思わせる目。例えば前回の第7話では、映像では見えていても実際はそこにいなかった人物について気付かせるシーンで発揮された。整を演じる菅田の目の演技が最大限に生きていて、引き付けられるのである。