『紅白歌合戦』出場は「SNSのおかげ」スケボー演出オファーに「無理じゃないか」と思った
――そして2021年大晦日には、2004年以来2度目となる「NHK紅白歌合戦」出場を果たしました。
SNSのおかげだと感じました。すごくありがたかったですね。
――東京五輪を意識した演出には驚かされました。
僕もスケボーにはびっくりしましたけどね(笑)。「紅白」のスタッフさんから冒頭の映像に合わせて「スケボーで登場してほしい」と言われた時はさすがに「無理じゃないかな」と思ったのですが、当日まで練習して、なんとか形になったかなと思います。
――「マツケンサンバII」関連も含めて様々なことに挑戦している松平さんですが、仕事においてNGはないのでしょうか。
自分がそのドラマや映画に出演することで「役が果たせるかどうか」を考えるようにしています。なので、出てもあんまり意味がないというか、「これ、誰がやってもいいんじゃないか」というお話はお断りさせていただくこともあります。
『マツケンサンバII』披露に“一種の使命感”これからも「どんどんやっていきたい」
――最近ではYouTubeやTikTokなどを始めたりと積極的に新しいことにも挑戦している印象ですが、モチベーションはどこにあるのでしょうか。
たとえばYouTubeは、コロナ禍で仕事がなくなり、ファンの方と会う機会がなくなったことが大きかったです。最初は、ファンの方宛てに留守番電話でメッセージを吹き込むというサービスを行っていたのですが、「顔が見たい」というご意見をたくさんいただきました。そこで、動いている姿を動画で見てもらったほうが楽しんでいただけるのではないかと考え、YouTubeを始めたわけです。やはり見ていただくファンの方がいるというのが一番です。とはいえ、いまだに自分としては何が面白いのかわからないのですが(笑)。
――一部では、「マツケンサンバII」が世間から求められる背景には「世相の暗さ」も少なからず関係しているのではないかと言われています。そのことについてどう思われますか。
私の歌や踊りで皆さんが元気になってくれるなら、それが一番うれしいことです。一種の使命感といいますか、今後も必要としていただけるのであれば、「サンバ」関連のお仕事はどんどんやっていきたいと思っています。