アニメ「うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜」のDVD発売記念イベントが10月31日、東京アニメーションカレッジ専門学校で開催され、マリン役・阿澄佳奈、宮守夏音役・寿美菜子、佐藤順一監督が登場。鈴木役・儀武ゆう子司会の下、ファンと共にアニメ本編を振り返った。
本作は、人気パチンコ機「海物語」シリーズのキャラクターであるマリンを主人公にした、オリジナルアニメ。海の底で暮らす少女・マリンと、海に囲まれた島で暮らす少女・夏音が運命的に出会い、世界を覆う“闇”との戦いに挑む、変身魔法少女アクションストーリーだ。
阿澄は役について「マリンの最初の印象は、純粋で何も知らない、前向きな明るい子という感じでした。途中、マリンにもこんな面があるのかと驚くこともありましたが、全話終えてみると、マリンはマリンのままなんだな、と。いろいろな面が出てきても、それを全部含めたのがマリンなんです」と役柄を分析。一方、寿は「マリンと対照的と言われたのですが、元はすごく優しい子なんだなと感じました。最後のシーン辺りは、夏音の良がいっぱい出て良かったなと思います」と振り返った。
また、作品のテーマについて、「“愛してる”ですね。いろいろな形の愛を描きました」と佐藤監督がコメントすると、会場からは拍手と歓声が。監督の“愛”は観客たちへしっかりと届いていたようで、そんな観客たちの反応に、出演者たちはうれしそうな笑顔を見せた。
続いて、DVDの特典映像であるショートアニメ「マリンのこれなぁに?」と、最終巻に収録予定の第13話(TV放送は全12話)を、来場者に向けて特別に少しだけ上映。気になる本編の続きを一足先に見ることができ、観客は大満足の様子だった。
その後は、「うみものらじお」出張版として「夏音ちゃん知ってる!」のコーナーが行われた。出題された沖縄弁の意味を考えて例文を作るというコーナーで、今回のお題は“サシンヌジャー”。正解は“カメラマン”という意味なのだが、監督が“崖から落ちてサ、シヌンジャー”と親父ギャグ的な解答を披露したりと、笑いの絶えないコーナーとなった。
イベント終盤、阿澄が「無事に1巻が発売され、お買い上げいただいた皆さんにお会いできてうれしかったです。ぜひDVDで本編を何度も見返してほしいです。これからも末永く『うみものがたり』をよろしくお願いします」とあいさつ。本作のイベント恒例である“愛してる!”の三本締めでイベントを締めくくった。
発売中 6090円(税込) 松竹
※初回生産限定特典:ストーリー原案・築地俊彦書き下ろし 小説版「うみものがたり」、ダブルビジュアルカード2枚セット、キャラクターデザイン・飯塚晴子描き下ろしスリーブケース。また、第2巻は11月22日(日)、第3巻は12月23日(水・祝)、第4巻は'10年1月27日(水)、第5巻は2月24日(水)、第6巻は3月26日(金)発売予定