芸歴36年の人気芸人・今田耕司が3月13日放送の「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)に出演。林修のインタビューに答え、尖っていた若手時代のエピソードやお笑いの現場で日々感じていることを打ち明けた。
「みんな“武器”を持っていると思っていた」
今田は漫才トーナメント「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)の司会を15回務め、「オールスター感謝祭」(TBS系)では200人以上の芸能人を相手に長時間の生放送を仕切る、日本を代表するMCだ。
19歳でお笑いの世界に飛び込むと、21歳で関西の伝説的番組「4時ですよ~だ」(毎日放送)に出演。その後、20代前半の若さで吉本新喜劇の座長に任命され、“1年間で20万人”という無謀なノルマを課されたことも。当時は、“共演者はみんな敵、自分が一番笑いをとる”と自分を奮い立たせていたという。
当時の心境を、今田は後に「いつも心の中に銃を持っているようだった」と語っている。林先生にそのことを突っ込まれると「ハッハッハ!」と笑い飛ばし、「共演者というのは、さぁどっちが笑いをとりましょうという(関係)。向こうも何かしら武器を持っているとは思っていたんですけどね。いろんな人と絡んでいるうちに『あれ、丸腰の人おるな』って。そういうのを経験して、だんだんと『俺は何をしているんだ』と」と、尖っていた時代からの心境の変化を例えも交えてユーモラスに振り返った。
だが、笑いに対するシビアな思いは今も変わらない。若手時代の難しさについて林先生が「予備校界でよく言われるのは“上がいるせいでなかなか下が上がってこられない”と」と語ると、今田は「それは、僕は通用しないような気がするんですよねぇ。やっぱり奪っていくというか」「“上が詰まっている”って言うことはあまり格好良くないことかなと思いますね」と、柔らかな口調ながらもきっぱり語った。
毎週日曜夜10:00-10:54
MBS/TBS系で放送
公式サイト:https://www.mbs.jp/mimi/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCY6UMp-CCaztcG-Ui5OVXXA
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