ももいろクローバーZ・百田夏菜子が3月19日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の「TBSドキュメンタリー映画祭2022」で上映された映画「ももいろクローバーZ ～アイドルの向こう側～」の舞台あいさつに、酒井祐輔監督と共に登壇した。
3月24日(木)まで開催される同映画祭は、1955年の開局以来、ドキュメンタリーを製作・放送して続けてきたTBSが、「もっと深く、じっくり時間をかけて、ニュースのさらに奥にある真実を伝えたい！」という思いから制作した、ドキュメンタリー11作品を映画館で公開するもの。
同作品は、女性アイドルグループ・ももいろクローバーZに密着し、メンバーや関係者たちへのインタビューを通じてグループの可能性と未来を見つめた意欲作だ。
監督のももクロ愛がたっぷり
上映後に登壇した百田は「うれしいです！ 皆さん来てくださって。ライブとかもなかなかできない時期が続いたりしましたし、こういう距離感で皆さんにお会いする機会もあまりないので、登場する時にちょっと緊張しました(笑)」とあいさつ。
一方、酒井監督は「今から10年くらい前なんですけど、僕と妻、夫婦で(ももクロの)ファンになって、一ファンとして見守りながら、テレビプロデューサーとして交流させていただきながら、『この子たちは将来どうなっていくんだろうな？』っていう思いがずっとあったんです。それで、ちょうど去年、報道局の方でドキュメンタリーの仕事募集があった時に、『こういうテーマで“ももクロ”を撮ってみたい』と企画を出しましたら通していただいて作りました」と制作のきっかけを明かした。
また、百田は作品について「本当に(監督の)愛情たっぷりで！ 私たちのことをずっと応援してくださっている酒井さんだからこその角度からいろいろ撮ってくださって、私たちも常に等身大でいられました。また、普段あまりされない質問をチョイスして聞いてくださいましたし、普段メンバーとは真面目な話をしないので(他のメンバー)みんなの考えもすごく新鮮でした」と感想を語った。
密着していただけるのは、本当にありがたいこと
最後に、酒井監督は「ドキュメンタリーは、受け取り方って人それぞれだと思うんです。今回のこの作品を見て、『踏み込み方が甘いな』とか『酒井、分かってねえな』とか、いろいろあると思うんですけれども、そういうことも含めて何か皆さんの中で気付きや変化があったりしたらいいなと思っています」とコメント。
百田は「こうして自分たちを密着していただける機会をいただけるのは、本当にありがたいことだなって思いますし、私たちの中でも客観的に自分たちを見る機会をいただけたんじゃないかと思います。これからも皆さんに楽しんでいただけるような作品をたくさん作っていけたらいいなと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください！」とアピールした。
◆取材・文＝原田健
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