阿部寛、北村匠海の大声にショックを受ける
また、阿部は「映画の中で(北村に)怒られるシーンがあるんですけど、その北村くんと普段の北村くんのテンションの違いに、最初の芝居のテストでびっくりしてしまって。『こんなに声が出る人なんだ』と思って。その日一日、立ち直れなかったですね。リアルにすごいショックを受けたというシーンがありました」と撮影を回顧。
北村は、各年齢のアキラを演じたキャストからのバトンを受け継いだことで「飛び込んでいくしかない、ぶつけていくしかない」という思いがあったとした上で、「結果(阿部を)落ち込ませてしまった」と笑った。
さらに北村は阿部について、「静かなイメージがあって、寡黙にお芝居に向き合っている方なんだろうなと思っていたんですけど、すごく情熱を持って作品と向き合っていますし、大黒柱として現場でも常に真ん中にいてくださった。絶大な信頼を持って阿部さんの胸に飛び込んでいく毎日だった」とコメント。
続けて「(阿部は)お子さんの話をされるときがすごくキラキラしていて。現場にはご結婚されている方も多かったので、その方たちとのリアルな“親トーク”を現場でしていて。すごくほっこりしたのと同時に、阿部さんのチャーミングな一面も見れて、意外だなと思っていました」と、阿部の様子を振り返っていた。
◆取材・文=山田健史