――実際に収録を拝見させていただきましたがテレビとスマホ、流れているセリフや音は同じなのに中身が違うのは、とても不思議な体験でした。撮影も大変だったのではないでしょうか?
そうですね。システムはすごいんですけど、実は撮影自体はすごくアナログなんです(笑)。1回目にテレビの中身を撮って、スマホの中身を撮る時は最初に録った音を出しながらあてふりをしていくという撮り方をしました。撮った後にその場で簡易的に編集して当て込んでみて、ズレがないか違和感がないかチェックしながら撮っていってるんです。
――間の取り方など、とても難しそうですね。
途中からは慣れて来て、頭が追い付いてきたので「きっとここではこれくらいの芝居間が出てくるな」っていうのがわかるようになりましたね。
なので、スマホの方で欲しい芝居間が出そうだなって時はテレビの方の収録の時にそれを計算して、少しゆとりを持った表現にするようにしていました。
――今回、MCにシソンヌの長谷川忍さんを抜擢した理由を教えてください。
元々4、5年くらい前から何度か仕事をしたことがあって、彼の実力は知っていました。頭の回転が速い芸人さんなので、新しいものに向き合った時にそれを言語化したり、その場の演者さんと共有することに関して、彼は今トップクラスに上手いと思います。
元々ツッコミの方って頭の回転速い方が多いですけど、彼はコント師でありながらその場の掛け合いに対する返しの反応が本当に速い! 瞬発力があるので、新しいものに対して周りが一番わかりやすく共有できるフレーズに瞬時に変換できるだろうと思い、今回MCをお願いしました。
――ザ・マミィ・酒井さんの実体験に基づいたキスシーンのコントが印象的でした。
彼らと仕事をしたのは今回が初めてだったんですけど、色んな番組に出てるのを拝見していた中で、酒井(貴士)くんが何だかかわいいなと思っていたんです(笑)。
酒井くんが恋愛的には肉食系だっていうのは他の番組で見て知っていて、今回はドッキリの企画もありましたし、意外性があって面白いかなと思い、出演をお願いしました。
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