――今回はSnow Manのメンバーも出演されていますね。深澤辰哉さんとラウールさんがコント、渡辺翔太さんがドラマとキスシーン、佐久間大介さんがキスシーンに挑戦していましたが、この4人をこの配役にした理由を教えてください。
深澤くんとラウールくんのコントですが、実はあれが番組のイントロみたいなものなんです。あれを見ながら視聴者の皆さんにも番組の趣旨を理解してもらう、一番ソフトな導入部分になるんですよね。
で、どんなネタをやってもらうか考えた時、カタコト言葉で喋ると同異義語が本当に2通りにとれるようになるということを思いつきました。それをコントの中でバカにしてやってる方が面白いと思ったので、コントの配役は一応ボケとツッコミになるようにしたんです。
その時に、あくまでコント内でですが、Snow Manの中で一番バカにされるのが似合っていてツッコミも上手な人を考えたら、やっぱり深澤くんがいいかなと(笑)。
じゃあその深澤くんをコント内でバカにするメンバーは誰がいいかなってなった時に、器用で達者で度胸もあるラウールくんが浮かびました。最年少のラウールくんが最年長をバカにしている構図は、笑いやすくなるかなと思ったんです。
ドラマパートに関しては、コントとはガラッと変えたかったので本格ドラマが似合う演者を考えて、色気のある渡辺くんにお願いしました。前にドラマ「監察医 朝顔」(2019年、フジテレビ系)に出ているのを見たときから「いい芝居をする人だな」と思っていたんです。
それに加えて今回は甘いラブストーリーと狂気のサスペンスの両方を描きたかったので、どっしりとした主役級というよりはカメレオン俳優的な要素を持っている彼がいいなと思い、迷わず渡辺くんに決まりました。
そして佐久間くんは、しゃべった時の反応やリアクション、言葉数に関してすごくサービス精神がある子です。キスシーンはせっかくなので入ってもらいましたが、あえて彼にはこの番組の企画の芯を食った本質的な部分は体感してもらっていなかったんですよ。
スタジオで今回の企画を初めて体感してもらうことで、一番盛り上がってくれるだろうと思って。佐久間くんにはそういうスポークスマン的な役を担ってほしかったんです。
――Snow Manとは長い付き合いかと思いますが、近藤Pから見た彼らの魅力はどんなところにありますか?
本音を話すと、デビュー前からお仕事をしているので、もう結構情があります(笑)。でも、他のジャニーズグループと比べても彼らはかなりフィジカルが強いということ、色気もあってかわいくて、かっこいい部分もあるけど、適度に男くささも持ってますよね。なので、女性ファンだけでなく男性ファンがついててもおかしくないなと思えるんですよ。元気にはしゃぐし、いつも一生懸命。そこが一番の魅力だと思います。