「アオアシ」さとう陽監督コメント
――作品の印象を教えてください
初めに話をもらった時は、サッカー漫画という情報しかなかったので正直なところ難しそうという印象でした。
ただ、実際原作を読んでみると、自分でイメージしていたサッカー漫画ではなく、人間ドラマのほうにかなり重きをおいているような内容で一気に読み切ってしまいました。
葦人(CV:大鈴功起)の成長物語としてとても面白い内容だと感じることができたので、それを映像化できるといいなと感じています。
――制作する上で「特に力を入れたこと・意識したこと」や「特に難しく感じたこと」はありましたか?
キャラクターに関しては、団体スポーツものの宿命ではあるのですが、想像を超える数の設定が必要になりました。スケジュールとの兼ね合いもあり、(キャラクターデザイン・総作画監督の)中武(学)さんをメインに据え、他の方にもデザインを書いていただくことになったので、それぞれが同じ画面に入っても無理のないように整えるのは難しかったと思います。
意識した部分はやはりサッカーシーンですね。これは覚悟もしていたのですが、単純に大勢が連動して動くスポーツなので、同じ画面の中に入り込む人に全部リアクションつけることは初めから難題でした。
今回は簡易3DCGソフトを使用して、選手の配置と動きのシミュレーションを作ってからコンテの作業に入ったりしていました。I.Gの制作現場でも初めての試みだったのでいい面もあり、難しい面もあり、四苦八苦して進めています。
サッカーのプレー描写に関してですが、野球などとは違い非常に流動的で、例えばトラップするにしても周りの状況を鑑みてそのやり方も変わってくるので、その事を共有することもなかなか大変です。
――視聴者に特に注目してほしいポイントやシーンを教えてください
物語の前半に出る葦人の地元の描写、ここはタイミングよく実際に取材にも行けたので、画面的にもとてもきれいにできています。
私はサッカーのコンテ回に注力することが多かったのですが、ドラマとして印象的になる話数に実力のある方が入ってくれたおかげもあり、素晴らしいフィルムでした。原作が青年誌だなと感じる内容になっていると思います。
あとは、随所に刺さるサッカー作画はすてきです。原作自体が、まじめにサッカーを描いているので、作画も派手にエフェクトを付ける事ができない。なのでどれだけしっかり動きが描けるかという事になるのですが、アクション作画監督さん含め、作画さんに所々締めてもらっているプレー作画は素晴らしいと思います。
注目してほしい点は、葦人の全体を見渡す力の表現でしょうか。実作業に入る前から悩みどころではあったのですが、自分としてはある程度うまく表現できているのではないかと思います。
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